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あんのん基金

平成27年10月

ペーパービーズネックレス制作によるエイズ孤児を抱えるシングルマザー家庭の収入向上事業(ウガンダ)

特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS

【団体名】特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS

【事業名】ペーパービーズネックレス制作によるエイズ孤児を抱えるシングルマザー家庭の収入向上事業(ウガンダ)

【団体紹介】

私たちPLASは「エイズ孤児」が直面する問題の改善に取り組む国際協力NGOです。片親または両親をエイズで亡くした子どもたちを「エイズ孤児」と呼びます。私たちの活動するケニアとウガンダにはそれぞれ100万人以上のエイズ孤児がいると言われています。親の死によって貧困に陥り、学校に通えず、地域からは差別を受けています。エイズ孤児が前向きに生きられる、そんな社会を作っていくために、2005年から活動を続けています。

 

写真:エイズ孤児が学校に通えるよう地域の人々と校舎建設を行った活動(ウガンダ共和国ワキソ県)

 

【活動内容】

(1)エイズ孤児を育てるシングルマザーの収入を上げる支援をしています

(2)エイズ孤児に対してカウンセリングやグループ・セラピーを提供し、問題に対応できる能力の向上、同じ境遇にある子ども同士で悩みを共有する支援をしています

(3)HIVの母子感染を防ぐため、コミュニティで啓発活動をしています

 

写真:事業で育成された啓発スタッフが地域の女性や住民向けに、HIVの母子感染に関する情報を伝える活動(ケニア共和国シアヤ郡)

 

【支援事業について】

ウガンダでは小学生でも中退が多く、卒業できるのは半分の子どもです。その原因の多くは貧困で、女性ひとりで家計を支えているシングルマザー家庭では、学費を払い続けることができずに中退してしまう子どもが多いのが現状です。「学校に通う」という当たり前のことが難しい状況にある現地の子どもたちのために事業を開始しました。

この事業では、ウガンダ共和国のルウェロ県とジンジャ県で、エイズ孤児を育てているシングルマザーのお母さんが収入を向上し、子どもたちが学校に通い続けられるよう支援しています。現地で作られているペーパービーズという工芸品でネックレスを制作し、その売り上げを収入とします。事業では、シングルマザーに研修を提供しました。また現地での販路開拓に向けて事業を進めています。16人のシングルマザーが参加し、66名のエイズ孤児が支援対象となっています。

 

 

写真:現地で共に活動をするシングルマザーのグループ(ウガンダ共和国ジンジャ県)

 

写真:シングルマザーがペーパービーズ制作で収入向上できるように支援している活動(ウガンダ共和国ジンジャ県)

 

写真:庭先で勉強をするシングルマザーの子ども(ウガンダ共和国ルウェロ県)

 

【社会へ向けて】

この度ご支援を受けられたことに感謝いたします。事業に参加するエイズ孤児の子どもたちは学校に通い続けることができています。今後もエイズ孤児の子どもたちが明るく前向きに生きていけるよう活動を続けていきます。エイズ孤児のことや私たちPLASの活動についてご関心のある方は、ホームページをご覧いただければ幸いです。

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