ホーム>活動>あんのん基金>おてらおやつクラブ

あんのん基金

平成27年12月

おてらおやつクラブ

おてらおやつクラブ(運営法人:一般社団法人お寺の未来)

団体名:おてらおやつクラブ(運営法人:一般社団法人お寺の未来)

事業名:おてらおやつクラブ

支援金額:100万円(2015年12月)

 

【団体紹介】

「おてらおやつクラブ」は、全国のお寺と支援団体、そして檀信徒および地域住民が協力し、慈悲の実践活動を通じて貧困問題の解決への貢献を目的とする活動です。

【活動内容】

お寺にお供えされるさまざまな「おそなえもの」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、全国のひとり親家庭を支援する団体との協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へと「おすそわけ」する活動です。活動趣旨に賛同する全国のお寺と、ひとり親家庭を支援する各地域の団体をつなげ、経済的に困難な状況にあるひとり親家庭へお菓子や果物、食品や日用品をお届けします。

【支援事業について】

食糧支援事業として、ひとり親家庭を支援する団体を通じた「おすそわけ」活動が中心です。国内に存在する貧困問題などの社会問題の存在を広めていく講演活動や研修会の実施、また将来発展事業領域として、ひとり親家庭向けの教育支援事業(寺子屋型学習支援事業やお寺の奨学金制度)、ひとり親で子育てする母親の雇用創出事業への展開も検討しています。

【社会へ向けて】

国内の貧困問題が深刻です。貧困状態に陥る原因はさまざまですが、経済的に困難な状況にあり孤立してしまう困窮者を自己責任論で見捨ててしまうことはできません。貧困母子の心中事件や、ダブルワーク・トリプルワークで子どもと過ごす時間を取れず、子どもが事件に巻き込まれてしまうというケースも連日報道されています。本年4月から生活困窮者自立支援法が施行されました。行政や民間団体などもこの問題に対してさまざまな施策を展開していますが決して十分とはいえない状況です。「おてらおやつクラブ」は、物資の支援にとどまらず、苦しむ人々の状況を想像し、お寺が社会に対してなにができるか?宗教者が檀信徒や地域住民とともに模索する慈悲の実践活動でもあります。全国に7万以上あると言われるお寺が貧困問題の解決にむけて活動すれば、その解決への貢献の一助になると確信しています。貧困状態の放置は、子供世代、孫世代へと連鎖していきます。将来の社会の担い手を救うためにも、そして信仰の相続を確かなものにするためにも、貧困問題の早期解決が必要であるのです。「おてらおやつクラブ」の活動を多くの方に広め、そして活動が確実に貧困の連鎖を断ち切る成果のある支援へとつなげていきます。

    

前のページへもどる