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あんのん基金

平成29年1月

カンボジア国 スバイアントー郡保健行政区における子どもの健康増進プロジェクト

特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会

団体名:特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会

事業名:カンボジア国 スバイアントー郡保健行政区における子どもの健康増進プロジェクト

支援金額:30万円(2017年1月)

 

【団体紹介】

シェアは、健康で平和な世界を全ての人とのわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGO(民間団体)です。私たちはすべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、“いのちを守る人を育てる”保健医療支援活動を、カンボジア、東ティモール、日本で進めています。

【活動内容】

1. カンボジア 予防可能な病気から子どもを守り栄養状態を改善する事業

2. 東ティモール 初等教育過程における保健教育推進プロジェクト

3. 日本 在日外国人の健康支援プロジェクト

【支援事業について】

プレイベン州はカンボジア国内でも子どもの健康指標が悪く、特に栄養不良の子どもの割合が高い州の一つです。経済状況が厳しく、インフラも十分に 整っていない農村地域で子どもを健康に育てるためには、子どものケアについて住民自身の保健知識・行動が改善され、住民に最も近い医療機関である 保健センターのスタッフが、栄養不良の子どもを早期に発見し、適切に対応 できる仕組みが必須です。シェアは 2 歳未満の子どもの健康増進を目的とした(1)予防、(2)診断、(3)治療の 3 本柱からなる保健活動が、地域の人々の協力 で行えるよう支援しています。

【社会へ向けて】

プレイベン州における10年の活動を通して、子どもの栄養状態改善を目標とした、地域に貢献致しました。現在、カンボジアは目まぐるしい勢いで発展を続けており、人びとの生活習慣も変化し、糖尿病や高血圧といった生活習慣病が増加する一方、低栄養も混在するという複雑な疾病構造になってきています。地域の人びとが自分自身の手で、自分自身の健康を守るプライマリ・ヘルス・ケアの概念が更に普及し実践されることで、時の流れとともに変遷していく保健課題を克服できる地域の力も増幅していくと思います。

当会は、本年より活動の拠点を子どもの栄養状態が更に劣悪な地域へ移し、子どもの栄養課題の克服を目的とした仕組みづくり、そして人づくりに取り組んでいきます。

 

20か村の保健ボランティアを対象としたリフレッシャー研修で保健教育を練習する様子

 

※20か村での乳幼児健診と離乳食教室同時開催の様子

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