日蓮聖人の生涯:お釈迦さまの教えを受け継いだ法華経の行者―日蓮聖人

お題目とは

日日蓮聖人が大切にした「法華経」には、どのような人でも全て平等に「仏の心」(仏性)が備わっていると説いてあります。それは、人だけではありません。動物も植物も大地も、全ての生きとし生けるものに「仏の心」はあるのです。その全ての仏さまに感謝し、手を合わせるのが、お題目=「南無妙法蓮華経」の世界です。

大曼荼羅本尊

「南無」とは、一心に仏を信じること。「妙法蓮華経」の五字には、お釈迦さまが多くの人を教え導いた智慧と慈悲の功徳が、全て備わっているといわれています。

全てに備わる「仏の心」を信じ、この「南無妙法蓮華経」のお題目を口に出して唱えることで、自分のなかにある「仏の心」をも呼び現していこうとしているのです。