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番外編

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旅記者オーハシ、お寺にハマる?!
寺ヨガと仏教を体験する旅

「和空間でのヨガって気持ちよさそう…」と軽い気持ちで参加した寺ヨガ合宿。ところが参加してみると、人生初の仏教講話や写経などの体験に、予想外にハマったのです! 結果的には、仏教道への入り口になりました。そんな旅を、ここで回想レポートします!

寺ヨガで深~くリラックス。

参加したのは、2010年11月に千葉県南房総市のお寺・妙福寺で行われた、ヨガと仏教を体験する1泊2日の合宿プログラム。

まずヨガからスタートしました。集まった7名のメンバーは初対面なので、まずは自己紹介と今回のリトリートの抱負をシェアします。皆さん、ヨガにも仏教にもそんなに詳しくない方ばかり。達人ばかりだったらどうしようと思っていたので、ひと安心。

mari先生が、ヨガをゆったりと指導してくれます。隅々まで手入れが行き届き、まさに清浄な空気に満ちたお堂は、しんと気持ちが引き締まります。この空間で深く呼吸を繰り返すヨガは、本当に気持ち良いの一言。終了する頃には、眠りと覚醒の間にいるように、頭と心がまっさらな状態に。参加メンバーそれぞれが満足げな笑顔で、「最高だったね!」と語り合います。

お寺でのヨガは、
期待どおり
極上の癒しでした!

目からウロコの仏教講義!

ヨガで体も心もほぐれて和やかな雰囲気のなか、続いて人生初の仏教講義へと突入!

講師は、妙福寺の若き副住職(28歳!)早島上人。一見コワモテだけど、実はツッコミ上手のお茶目なキャラクター。ブッダの説いた教えの概要を、初心者向けに噛み砕き、笑いを交えてわかりやすく紹介してくれました。

仏教の教えの中心は、実は
「人が楽しく生きるための智慧」だったなど、
目からウロコのお話が続きます。

たとえば、成仏のお話。
幽霊というものを描いてみると、「過去に後ろ髪を引かれ」、「未来に手だけを伸ばしている」状態なんだそう。つまり、“今”という地に足がついていない状態。早島上人曰く、生きていても、未来や過去のことばかり気にして、今をきちんと生きていない幽霊はたくさんいる、と(笑)。今を精一杯生きることを「成仏する」というそうです。ふ~む、なるほど。参加メンバーも、一様に納得の表情。

仏教って
きちんと聞くと
意外におもしろい!

意外に緊張する、お寺の朝食。

初日の夕食では、参加メンバーだけでなくmari先生や早島上人とも仕事の悩みや恋バナなどで盛り上がりました。「お坊さんとこんな話ができるなんて、新鮮!」と全員大興奮。

ところが!翌日の朝食で、雰囲気が一変しました。朝食では、お寺の食事作法を体験。全員でお題目(南無妙法蓮華経)を唱えた後、様々な命に感謝しながら“真剣に”食べます。おしゃべりしたり、食い散らかしたりは厳禁。最後は、お茶碗に残ったものをお茶とタクアンですくいとって、きれいに食べ終えました。

食事後、休憩室に戻るや否や、「今回の合宿で一番緊張した!」、「静かだから、変な音たてやしないかと焦った~」などと、口々に感想を述べ合いました(笑)。皆、緊張していたんですね。私は改めて、普段いかに雑に食事をしているかを痛感することに。

集中して食べるって
久しぶりかも…。

やっぱり無心になる写経。

ラストは、おなじみの写経に挑戦。正式名・書写行という修行は、自分以外の誰かの幸せを願い、その成就を祈りながら、お経を書く、というもの。私は、家族の無病息災を祈願しました。

書くといっても白紙の下にお見本が透けて見えるので、それを“書き写して”いきます。お経の一つひとつの文字には仏が宿るということで、不浄な息を吹きかけないようマスクを装着。厳かな気分で、書き進めます。たまに字がヨレたり、お見本からはみ出たりしますが、一字終わるごとに、次の文字を丁寧に書こうということだけ考えるようになり、自然と無心に。そうして、正座をツライと思う間もなく、いつのまにか完成。これらの完成した書を御宝前に奉納し、合宿の締めに、早島上人がご祈願をしてくれました。

2日間の日程を終えると、すっかり打ち解けた仲間と最後のおしゃべり。「ヨガに写経に…贅沢な時間だったなあ」、「仕事しながら、定期的にこうやって仏教に触れられるといいよね」と、充実感でいっぱいの笑顔に囲まれ、旅を終えました。

タタミや墨の香り、
落ち着くなあ…。

仏教のこと、お寺のこと、もっと知りたくなりました!

振り返ってみると、なんだか日常からとても遠いところへ旅したかのような充足感。最初はヨガが目的だったのに、結果的にはお寺と仏教の魅力に触れたことが、なによりの収穫に。幸せに生きる、そんな「人生の本題」にきちんと答えてくれる仏教って、実は、私が今いちばん求めていたものかも、と思いました。そしてそんな仏教を私たちに伝えてくれるお寺って、とても貴重な場。できればもっともっと、仏教とお寺に触れてみたいです!

旅のしおり

今回うかがったお寺

妙福寺(〒299-2401 千葉県南房総市富浦町南無谷119)

妙福寺HP:
http://www.akafunkun.net/

参加プログラム:
2010年11月20日~21日開催 
「ヨガの先にブッダの教えを見つける2日間」
主催:寺子屋ブッダ
http://www.tera-buddha.net/

講師:
早島英観(ハヤシマエイカン) /妙福寺副住職
Mari (村上 真理子) /ヨガ講師