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日蓮宗メールマガジン8月号

【今月の法話】

『信心とは何か?』

「信心」という言葉をよく耳にしますが、さてさて「信心」とはなんなのでしょうか?日蓮聖人は、「信心」について「一閻浮提第一の御本尊を信じさせ給へ、あひかまへてあひかまへて信心つよく候て三仏の守護をかうむらせ給うべし・・・」『諸法実相抄』とおっしゃり、「信心」の大事を述べておられます。

まず、「仏さまの実在」を信じ、仏様から護り、念じられていることを我々は信じなくてはなりません。本当にいらっしゃるかわからないと思っている仏様を拝んで何の利益があるでしょうか。「仏様は今もこの現実世界に必ずおられるんだ」、「存在されているんだ」という「仏さまの実在」を信じることが「信心」のスタートです。次に、「信心」をもって「お釈迦様の言われることは絶対なんだ」という純粋な心で教えを聞かないといけません。

だからこそ日蓮聖人は「以信得入」でないと駄目だとおっしゃられます。信を以って法華経に入ることを得たりと。また、「以信代慧」とも。私たちは間違っても、自分勝手な考えに従って法華経を判断すべきではありません。仏様のご説法を素直に聞こうという姿勢が大事です。仏様の教えを聞こうとすればお経に頼るしかありません。

それを聞法といい、聞法すれば必ずそこに歓喜が生じるのです。だから「信心」が成就するのです。

全ては、「信心」から起こるのです。まずは、「仏さまの実在」を信じましょう。

【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。

4日 月例金曜講話
13日 お盆迎え火
15日 戦没者追善供養(於・千鳥ヶ淵戦没者墓苑)
16日 お盆送り火
27日 松葉谷法難会
28日 いのりの日