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今月の聖語

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主と親と師との三つの大事を説き給へり

下山御消息/
建治3年(1277)聖寿56歳

名称未設定
=主師親の三徳= 
 
主師親とは、お釈迦さまに備わった三つの徳のことです。
 「主」とは秩序を
 「師」とは智慧を
 「親」とは愛情を
それぞれ意味します。
 お釈迦さまはこの三徳を悟られ、世の中を安穏な社会へと導き、生きとし生けるものへ、この三徳を授けたいと願われました。
 この願いを素直に受け止め、自らもこの三徳を備えたいと祈る姿が合掌です。日蓮聖人もこれを願っておられます。
 
『下山御消息』
 
 このご遺文は、日蓮聖人が代筆して弟子日永の父に出されたお手紙です。
 まず、念仏の信仰をしていた日永が、聖人の説法を聞いて法華経に入信したことを示されます。ついで経文に説かれている予言と、現実との一致を述べられ、法華経の真実を明らかにされました。
 そして、親孝行のためにも正しい信仰をしなければならないと結ばれ、父親もこの書によって入信することになります。