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一切の功徳を合わせて妙の文字とならせ給ふ

妙心尼御前御返事/
弘安3年(1280)聖寿59歳

名称未設定1
=妙の意味= 
 
 「功徳」とは、善い結果をめざす精進努力のことです。
 「失敗は成功のもと」とも言いますから、精進努力は必ず報われるものです。
 「妙」は、細やかで美しく、優れている様子です。さらに自然や人、文物を見て、その心に触れることを意味しています。これによって、総ての本質を正しく知ることができるのです。
 合掌して、今年一年の総てのことを「妙」の一字に集約し、新しい年をより善く、安穏な社会が実現するよう祈りましょう。
 
 
『妙心尼御前御返事』
 
 このご遺文は、日蓮聖人の信徒の妙心尼が、亡き夫の菩提を弔うために、聖人のもとへ供養の品々を届けたことに対する礼状です。
 まず、供養の志に故人も喜び、遺した家族をおもいやっているであろうと述べられました。
 次に、花が種や実となるように、「妙」の文字には、凡人が仏となる不思議な力があると信仰の世界を示されました。そして「妙」とは一切の功徳を合わせたものだと結ばれています。
弘安3年(1280)
聖寿59歳