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あんのん基金

令和元年9月

ブラジル北東部の小さな貧しい漁村における、子育てサロン開設事業

特定非営利活動法人 光の子どもたちの会

団体名:特定非営利活動法人 光の子どもたちの会

事業名:ブラジル北東部の小さな貧しい漁村における、子育てサロン開設事業

支援金額:42万円(2019年9月)

 

【団体紹介】

この法人は、ブラジルにおいて、教育を通じた事業を行い、子ども達が自らの将来を選択していくための生きる力が持てるようにすると同時に地域の伝統文化を通じて、地域住民自らの生活安定及び向上を目指していくとともに、日本国内の一般市民に対し、普及啓発や国際交流・協力の場を提供し、日本とブラジルの相互理解や国際協力の発展に寄与する事を目的とする。

【活動内容】

団体設立当初より、地域住民・現地NGO団体と共同で、ブラジル国セアラ州アラカチ市カノア・ケブラーダ地区エステーヴァン村(ブラジル北東部の小さな貧しい漁村)に設立した保育園の運営・管理を支援し、子どもの健全育成と幼児教育の充実化に力を入れてきました。(同保育園(カノア保育園)は、市教育局より認可園として、また市立小・中学校の付属園としても認可され、教育局・保健局・社会福祉局の協力を得て運営・管理されています。)加えて、現在では学童期・青少年期の教育支援、地域住民の生活支援、子育て支援、伝統工芸の保存活動等、地域のニーズに応じて活動範囲を広げています。

また、日本をはじめ世界数カ国からボランティアや研修生、専門家を積極的に受け入れ、調査研究活動の支援等、多文化共生社会の実現へ向けた取り組みも行っています。

近年では、保健衛生や人材育成分野において、民間企業・大学・地元行政との共同事業もいくつか実施しており、まさに産学官民一体となった幅広い活動を展開できるようになってきています。

【支援事業について】

現在、当団体が運営しているカノア保育園の空き教室を「地域子育て支援ネットワーク」の拠点としています。現在では1週間に5家族程度ではありますが、乳幼児期の子どもを持つ家族が困ったときに立ち寄れる場所としての機能を持ち始めています。現在は問題が生じた際に適切な専門家及び専門機関への紹介を本拠点にて実施していますが、虐待といった育児放棄やネグレストといった問題が起こってから対応するのではなく、子育てサロンのように、コーヒーブレイクやベビーマッサージ等をしながら、大きな問題に発展する前に少しでもその家族の負担を軽くしてあげるような取り組みが期待されています。

そこで、「子育てサロン」を開設し、月に1度のワークショップの実施(年10回)及び週に1回のコーヒーブレイクといった定期的な活動を実施していく。

【社会へ向けて】

当団体は、ブラジル北東部の貧しい小さな漁村を中心に、教育を通した活動を行っています。私たちは活動を通して、特に子どもたちに対し、自らの将来を選択していくための「生きる力」を持てるように支援しています。子どもが笑顔で、幸せに暮らすことのできる場所は、どんな人々にとっても過ごしやすい場所であると考え、子どもが自らの人生を選択していくことが出来る地域づくりを応援しています。生まれ育った地域や場所による社会格差及び機能不全家族等による貧困等の連鎖を少しでも是正できるよう、保育園及び学童教室、子育て支援を通じた活動を行っていきます。これからも私たちは、子どもたちの輝きを支え、人々に笑顔を届ける活動をしていきます。

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