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宗務院からのお知らせ

支援

2013.08.12

東京教化伝道センター復興支援報告(平成25年7月)

【東京教化伝道センター宮城県女川町災害復興支援活動『写経会及び「みんなで夏祭り」』報告】

日程:平成25年7月25日(木)~27日(土)

実施場所:女川町地域福祉センター・女川町石巻バイパス仮設住宅・新田仮設住宅・女川港・雄勝町・石巻市

主催:東京教化伝道センター(東部伝道センター及び防災部・西部教化センター・南部教化センター・北部広報委員会)
共催:浅草仏教会
後援:日蓮宗宗務院伝道部・全日本仏教会・女川町社会福祉協議会
協力:東京南部社会活動部会・日蓮宗女性教師の会・NVN・全日本仏教青年会

参加人数:23人

【これまでの活動】

震災直後の平成23年4月に女川町にて炊出しや物資配布を行い、同年8月に傾聴カフェを行いました。それらの活動がきっかけとなって、今までに傾聴活動や仮設住宅におけるコミュニティー再生の一助となるべく『さんまパーティー』や『牡蠣まつり』などを行ってきました。今回で6回目の企画になります。
今回は、これまでの活動によって女川町との信頼関係が深められたことから、町主催の「写経会」に対して、直接、日蓮宗(東京教化伝道センター)に担当の依頼がありました。
また、同様の活動を行ってきた東京都台東区の浅草仏教会と「みんなで夏祭り」を共催しています。

【活動内容】
☆女川町主催「写経会」に協力し、自我偈写経並びにメッセージ付き簡易写経の写経会を開催
☆「みんなで夏祭り」として、仮設住宅で盆踊り・カラオケ大会・落語の会・チベット体操等
☆仮設住宅集会所にての慰霊法要並びに女川港にて施餓鬼法要
☆その他として被災地復興状況の視察

【活動を通して】

写経会は女川町社会福祉協議会が主催で、私たち東京教化伝道センターが協力ということで実施されました。被災地では自ら供養を行いたい方たちがおり写経の要望があります。今回の写経会は、女川町の広報誌にて全世帯に案内され、日蓮宗新聞社の自我偈写経を用いて行いました。
お題目などの写経と大切な方へのメッセージやお戒名等を書くことのできる水溶紙制の写経用紙を作成し、事前に石巻バイパス仮設住宅・新田仮設住宅に配布し実施しました。女川町は曹洞宗の檀家が多い地域なので、それに配慮した簡易写経用紙となっています。

また「みんなで夏祭り」として盆踊り・カラオケ大会・落語の会・チベット体操などを行いました。
石巻バイパス仮設住宅は東西に1キロもの長さがあり、東西で各自治会を形成しています。しかし、距離が離れているため日常的に東西自治会の行き来はあまりありません。また様々ボランティア団体もどちらか片方の集会所で活動を行ってきたため、東西での温度差が生まれていました。
そのため、東京教化伝道センターでは常に東西の両集会所でイベント等を行い、東西の仮設住民内の温度差を解消し、コミュニティー再生を目指し活動してきました。

そこで、今回は石巻バイパス東集会所ではやぐらを組んで盆踊り、西集会所ではカラオケ大会を行い、送迎車を用意することで東西住民が行き来できるよう実施しました。
また、浅草仏教会は日頃より支援活動を行っている新田仮設住宅にて盆踊りを実施しています。

盆踊りには近隣の子ども会も参加し、やぐら近くに子供広場も設営しました。カラオケ大会の方は屋外で舞台を設けて開催する予定でしたが、雨天により急遽集会所内で行いました。屋台として焼きそば・かき氷・ポップコーン・流しそうめん・地元産の魚介類でのBBQを行いました。幼児から小中学生まで多くの子供も参加し、19時半まで住民方々と懇親を深めました。 また、浅草仏教会が招聘した古今亭志ん陽氏(真打ち)による落語の会と、東京北部妙見寺から参加の草野千穂氏によるチベット体操を実施しました。

集会所での慰霊法要は、メッセージ付き簡易写経を集め、生駒雅幸師導師にてお勤めしました。また女川港でも海施餓鬼法要を行い、写経用紙を海に送り供養をしました。

その他、被災地の復興状況の視察では雄勝町・大川小学校跡・石巻市沿岸部(日和山神社・西光寺)を訪れました。大川小学校跡地には新しい供養塔が建立されています。

 

詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

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