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日蓮宗メールマガジン12月号

「除夜の鐘」

世間ではイルミネーションやおせち料理の広告などで賑わいをみせています。今年もあっという間に12月がやってきたような気がしています。

来年は元号が変わる為、いろいろなものに「平成最後の」という形容がなされています。全ての物事には、始まりがありいつか終わりを迎えます。しかしその終わりを「切れ目」と捉えるか「節目」と捉えられるかは大きく異なると思います。

今月末は除夜の鐘を行うお寺も多くあります。108個あるという煩悩を鐘の力によって打ち消していく年末行事ですね。意外と知られていないルールとして、107打は今年中に撞き、108打目は新年に撞くというものがあります。これは年と年を繋ぐための意味があるそうです。

今年を切り捨てて次の年を始めるということではないですよね。今年をふまえた上で新たな年へ進むという心持ちが良かろうと思います。「節目をおいて次を育む」ということの積み重ねが人生を歩んでいくということではないでしょうか。

「平成最後の」除夜の鐘、皆さんはどのような気持ちで新年へ繋げますか?

【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。

7日 月例金曜講話
8日 釈尊成道会
25日 宗務院御用納め
28日 いのりの日