日蓮宗メールマガジン12月号
【今月の法話】
「譲葉」
12月を師走と言いますが、親子草が咲く頃合から親子月とも言います。
親子草の別名は譲葉(ユズリハ)。
譲葉は新芽がついて初めて古い葉が枯れます。
新芽が育つのをじっくりと待ってから、安心したかのように散っていくのです。
どのように咲いていくのかを見せること。
しっかり育つさまを見届けること。
そして見届けた後に、潔く、美しく去っていくこと。
それが、譲るということ。
譲葉が身をもって教えてくれる12月。
残すところ今年もあとわずかになりました。
一年の終わりに今一度立ち止まり、振り返り、今を見つめ
そして、新たな年へと共に新芽をつけましょう。
合掌
【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。
1日 月例金曜講話
8日 釈尊成道会
28日 いのりの日