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ご挨拶

宗務総長新年挨拶 平成二十九年

平成二十九年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げ、今年が皆様のご健康と幸多き年でありますようにご祈念致します。

日本では、昨年四月十六日、熊本地方及び大分県が、最大震度七の地震に襲われ、百三十人以上の命が失われ、住宅全壊を含む十七万棟が被災し、震災直後に約十八万人とされた避難者は、現在漸く千人以下に減少したということです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様にお見舞い申し上げ、一刻も早い復旧を願って支援を継続してまいります。また、平成二十八年は台風第七号等が間断なく続き、その被害を受けられました方々、十月の鳥取県中部地震の被災者にお見舞い申し上げ、早急な復旧を祈ります。

世界では、イタリア中部地震、ニュージーランドでの地震、大型ハリケーン、各地の洪水や豪雨などが多数の死者や様々な被害もたらしております。更には自然災害だけではなく、戦争、紛争、テロリズムによって、尊い人命が毎日次々と奪われていることは誠に悲しむべきことであります。こうした世界や日本社会の中でこそ、私達日蓮宗は「いのち」の大切さや立正平和を大きく掲げて行動して行くことが一層大切と考えます。

宗門は平成十九年から『立正安国・お題目結縁運動』を、「敬いの心で安穏な社会づくり、人づくり」を目標とし、「いのちに合掌」をスローガンに掲げ、宗門運動を推進しております。その基本的精神は、法華経の常不軽菩薩による但行礼拝「私はあなた方を深く敬います」であり、私達全ての人間の「いのち」の大切さ尊さを説いております。日蓮聖人の「立正安国」の願いとは、正しい教えであるお題目によって全ての人々が幸せに生きることができる国を実現することであり、そのために宗門は宗門運動の目標を実現するため、本宗は時代の変化に対応し、未来を切り拓いていく活力ある宗門作りに取り組んでおります。

本年度は、宗門運動第三期開花活動の三年目に入り、布教方針は昨年度に引き続き、「合掌」、サブテーマを「組織で動く」として、各組織を挙げて、積極的な実施を目指しております。

今年度、宗祖降誕八百年記念大会は大導師に日蓮宗管長・内野日総猊下をお迎えして、五月に東南アジアの布教拠点マレーシア・ペナン一念寺にて、九月に山静教区、十一月には中部教区にて、それぞれ記念大会が開催されます。僧俗おそろいでご参列をお願い致します。

さらに終戦七十年の締めくくり行事として沖縄におきまして、沖縄戦没者追善法要並びに立正平和祈願法要を執り行いますので宜しくお願い致します。

また、本年は阪神淡路大震災第二十三回忌、東日本大震災第七回忌にあたり、亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈り致します。

今年の干支は丁酉(ひのととり)で、丁は「安定する」で、酉は果実が極限まで成熟した意味と言われますが、五十年に一度の大切な宗祖降誕八百年報恩の誠を形作るためぜひともご協力をお願い致します。

全国の僧侶と檀信徒の皆様は、新年を迎え、身延山に年に一度は総登詣して、宗祖日蓮大聖人のみ心にふれて、法華経とお題目の信仰を弘めて安穏な社会が実現するように、お誓い頂き、また、ご家庭の中でも、人々の中でも「いのち」に合掌を実践し、お題目を縁として、心豊かに歩みを進めることを願いまして、新春のご挨拶と致します。

合掌
平成二十九年新春
日蓮宗宗務総長 小林順光

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  • Question

    仏事やお寺のことに関して、相談にのってくれるところはありますか?

    Answer

    菩提寺(菩提寺とは代々所属しているお寺のことです)のある方は、まず菩提寺へご相談ください。
    菩提寺には聞けないこと、菩提寺のない方は総合相談所、東京東部伝道センターまでお問い合わせください。
    日蓮宗総合相談所:
    03-3751-7181(代)(※平日9:30~16:30まで。宗務院休業日除く)  sodan@nichiren.or.jp
    東京東部伝道センター(仏教仏事相談):
    03-3630-7620(月・水・金10:00~16:00管内行事等の都合による休み有)

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  • Question

    仏教の勉強が出来るところを教えてください。

    Answer

    体系的な仏教学・日蓮教学の勉強をしたいならば、立正大学身延山大学への入学、編入をお薦めします。また立正大学仏教学部では「社会人オープン講座制度」なども開設していますので、各大学のHPをご覧ください。

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  • Question

    修行体験をしたい、仏教に触れたいのですが、誰でも参加できるものはありますか?

    Answer

    身延山久遠寺をはじめとする各本山では毎朝「朝のお勤め」を執り行っていますので、ご参加ください。
    また池上本門寺では写経、唱題行、洗心道場などの修行体験が出来ます。ぜひHPをご覧ください。
    その他全国の寺院において独自に活動をしている寺院もあります。お近くの寺院にお問い合わせください。

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  • Question

    日蓮宗を名乗る方に勧誘されたのですが、これは日蓮宗の活動でしょうか?

    Answer

    日蓮宗を名乗った別団体の勧誘事例が報告されています。日蓮宗僧侶は必ず寺院に所属しています。本当に日蓮宗なのか疑問に感じた場合には、寺院名等を確認するなどしていただければと思います。

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  • Question

    ○○教会、○○結社という名前も日蓮宗のお寺なの?

    Answer

    はい。日蓮宗では、その規模や宗教法人格の有無に応じて、
    「寺院」「教会」「結社」という名称を使い分けています。
    そのすべてが日蓮宗の教えを伝える道場です。

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  • Question

    日蓮宗の檀家になるには、どうしたらよいのですか?

    Answer

    菩提寺を日蓮宗とすることです。全寺院マップを参考にして近隣の日蓮宗寺院を訪れることも一つの方法です。また既にどこかの寺院の檀家になっている方に相談してみることも一つです。

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  • Question

    信徒と檀家は、どう違うのですか?

    Answer

    日蓮宗の教えを学び生かしたいと思えば、信徒です。檀家は、信徒で、なおかつ菩提寺が日蓮宗であることを指します。また檀家は家の単位であり、檀徒は家の中の人の単位です。

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  • Question

    日蓮宗の信徒は輸血や臓器移植をしてもいいの?

    Answer

    問題ありません。臓器提供は自己決定の場合、仏教の慈悲心にもかなう行為として認識されています。しかし、現行法の脳死=人の死という定義や、本人の意思を確認することなく臓器提供が可能ということに対しては疑問を感じざるを得ません。
    日蓮宗は、自由意思による自己決定が不可欠であるという立場をとっています。

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  • Question

    日蓮宗の信徒ですが、他宗の寺院や神社へお参りしてもいいのでしょうか??

    Answer

    問題ありません。法華経の教えは、すべてを包み込む教えです。
    日蓮聖人が表された「大曼荼羅御本尊」には、他宗の開祖や神々の名前も書かれています。
    ただし、その中心はお題目です。お題目が信仰の中心であることを忘れず、ご参拝ください。

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  • Question

    お坊さんになりたいが、どのようにすればなれますか。

    Answer

    日蓮宗では、師僧のもとで弟子となり、修行を積めば僧侶になれます。
    まずは師となる人を見つけ、師僧になってもらうために信頼関係を築くことから始めましょう。
    僧侶になるには、得度、度牒、僧道林、検定試験、読経試験、信行道場などのステップを踏む必要があります。
    仕事を続けたまま僧侶になることは難しいかもしれませんが、師僧のもとでひたむきに修行に励めば、僧侶になることは難しいものではありません。

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