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今月の聖語

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歓喜身に余り心の苦しみ忽ち息む

『忘持経事』/
建治2年(1276) 聖寿55歳

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=苦しみと合掌=
 苦しいとき、悲しいとき、美しい姿にふれると、心が和み落ち着きます。
 それは、美しさに秘められた不思議なエネルギーが導いてくれるからです。
 美しさの極みは、正しさを信じる心です。その心の現れが合掌です。人は合掌に導かれ、苦しみの少ない社会を創造していくことができるのです。
 そして今、あなたの合掌が、あなた自身を癒やし、同時に世の中の苦しみや悲しみを減らし、軽くしていくのです。
 
『忘持経事』
 現在の千葉県市川市中山に住まいしていた篤信の富木常忍公の母が逝去した。常忍公は遺骨を抱いて、遠路遙々身延山の日蓮聖人のもとへ埋葬しに行きました。その帰りに常忍公は、自身の経本を忘れてしまいます。
 このご遺文は、聖人が経本を届けるさいに付けられた書状です。大切な経本を忘れたことを叱責されながら、母を見送った悲しみを思い、合掌して回向したので、母は成仏し、あなたの苦しみは息んだと示されました。
建治2年(1276)
聖寿55歳