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今月の聖語

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今月の聖語

日は赫赫たり月は明明たり

『南条殿御返事』/
建治2年(1276) 聖寿55歳

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=日月の光明=
 「赫」には、聖火で身を清める意味があります。
 「明」は、窓から月の光が差し込み、暗闇から解放され、物事が明らかになることです。どちらも神仏の力を現しています。
 災害や紛争など、辛いことがあると、私たちは、うつむいて下を見ることが多くなります。
 しかし天を仰げば、そこに分厚い雲があったとしても、その上には必ず「日月の光明」が優しく輝いているのです。それは全てを包み込み、新たな力を与え続ける恵みの光なのです。
 
『南条殿御返事』
 この御遺文は、駿河国(現在の静岡県)富士郡上野に在住した南条時光公からの供養の品への返書です。
 日蓮聖人は御礼を述べられ、法華経への供養の功徳の大きさを示されました。そして法華経の文を引用され、その果報は必ず現世に現れると明らかにされました。
 さらにこの功徳は、亡くなった慈父への回向にもなると説かれたのです。時光公は合掌して受け取ったことと思われます。
建治2年(1276)
聖寿55歳