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あんのん基金

平成27年3月10日

利用者工賃向上のための自動車の整備

パン工房ノアノア

団体名:パン工房ノアノア

事業名:利用者工賃向上のための自動車の整備

支援金額:11万6千円(27年3月)

【団体紹介】

欧米では、障害のある人のことを総称する“障害者”という呼び方が無く、社会の中で常に挑戦する立場にある人“チャレンジャー”として捉えられています。くじけず諦めず、何事にも挑み続けるハンディある人達のために、チャレンジャー支援機構は、10年前に東京都の認可をうけて設立しました。

事業の立ち上げを願った当時は、福祉就労の名の下に、様々な障害を持つ人たちが数少ない就労の場所で働いていました。障害も様々で仕事にも得手不得手があり、地域社会との繋がりは薄く、単調な授産作業を主たる収入源として、その職種も少ない時代でした。そこで悶々と仕事をしながら、障害のある方のお給料(以下、工賃)をなんとか引き上げる方法は? 彼らの潜在能力をもっと引き出す方法は? 社会に飛び出し職種をたくさん拡げる方法は? と想い巡らせ、たどり着いたのがパン工房の開設でした。

ここを利用する障害のある方はパンや焼き菓子の製造販売を通じて、地域社会への関わりを深めています。施設に通う一人ひとりが、喜び楽しいと感じる心、目を輝かせて生活できることへの支援に、惜しみなく力を注いでいます。“触れあえた人たちに優しくできたら”そんな想いで、障害者への支援活動を団体の使命としています。

【支援事業について】

障害のある方のお給料の水準は、全国的に見ても、一般に比較して高い水準とは言いがたい状況にあります。当パン工房ではこれまでパンの製造と販売を続け、そこで働く障害のある方のお給料(工賃)を改善するための活動を重ねてきました。応援して下さる方のお陰様で、小金井市とその周辺の地域ではオンリーワンの味として、手作りによるパンが愛されています。

しかしながら商品の配達に使用する自動車は、10年の稼働による痛みが酷く目立ちます。また近年では、増える需要に応えるべく多くの出荷を望んでも、早朝の時間帯に走らせる台数や積載量にも限りがあり、ご注文をお受けできない状況が続いています。そのような中にありますが、手作りの美味しさが広く愛されている工房で、今後も工賃を上げ続けたいと強く望んでいます。

【社会へ向けて】

当パン工房の利用者は、働くことにとても前向きで、就労を通じて能力の向上が見られます。なんとか、お給料の面でもこれを反映し、湧きでる就労意欲に応えてあげられるよう運営しています。新たに配達用の車両を導入して、これまで以上のご注文をお受けしながら、障害のある方の活動の場を拡げてゆきます。

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