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あんのん基金

平成25年7月10日

平成25年度いちごの会諸活動(東日本大震災復興支援:宮城)

いちごの会

団体名:いちごの会

事業名:平成25年度いちごの会諸活動

支援金額:13万円

【団体紹介】:いちごの会

いちごの会は、平成12年3月23日に発足した、仙台市宮城野区の高砂中学校区を主な対象区域としたボランティアグループです。地域における住民、NPO、行政等がゆるやかなネットワークをむすび、住民参加型で地域の子育てに寄与することを目的としています。いちごは白い小さな花を咲かせて赤い実をつけ、やがてつるを伸ばして仲間を増やしていくというところから「いちごの会」と名付けました。

発足した平成12年当時は区内に児童館がなく 子供たちが集える場所がなかったので、代表の岡部宅を開放し、子供達が集える場所にしていました。地域のお母さん方がお世話係となって、子供達が楽しめる企画を考え、2時間ほどの遊びなどを楽しみました。月1回の行事を主としていますが子供達はとても楽しんでくれました。6年ほど前に児童館が出来たので、その後は児童館と連携して行事を企画・実施しています。

東日本大震災前は小学生低学年・幼稚園児の親子に声をかけて紙芝居やゲームをして過ごしていましたが、活動を通じて、孤立しているような親子のフォローや虐待児童の早期発見などにつながっていました。

【支援事業】:平成25年度いちごの会諸活動(東日本大震災復興支援)

東日本大震災の後、津波により被災した住民は分散し、コミュニティ-は分断されてしまいました。被災した方々は、生活環境が大きく変化する中、心身ともに傷ついているという状況があります。
そこで震災以降、「いちごの会」では、住民同士の心のケアや交流の場の提供を行い、被災した親子が楽しめ、絆を深め、交流できるイベントを企画・実施してきています。
昨年は 音楽や子供遊び、地元人気グループやオペラ歌手のコンサートを児童館や幼稚園、市民センター等で開催し、震災による心の傷を癒す交流を行ないました。
引き続き今年も地域の被災者、特に子供を通して親も家族もそして地域の方々が元気になれるような支援を継続していきたいと考えています。

【事業内容】

①「イケメンズ」コンサート:地元で活躍する人気グループ「イケメンズ」のコンサートではリズミカルに歌ったり、踊ったり。被災後、なかなか親子で同じイベントを楽しむ機会が少ない中、親子で楽しみ同じ話題を提供できたことは大変よいものでした。また、地域の方々、仮設住宅の方々が年齢を問わず集まりコンサートを楽しんでいただき、音楽の持つ力が人々の心にしみ入り、子供達だけでなく大人もよい表情になり笑顔が戻りました。地域の方々を支えてくれている児童館の職員、幼稚園の先生方も被災しており、この方々とコンサート終了後、互いに交流することで意見交換や情報共有ができ、支援する人達の支援も出来ました。今年度も継続して、子供と親が音楽を楽しみ、共通の話題で会話が持てるように、「イケメンズ」にふれあい、満足感を味わってもらいます(2回:岡田児童館・鶴巻児童館)

②ミニ四駆であそぼう会:子供と親(特に父親)が一緒になって遊び、親子の絆が深まったのがこの企画です。お父さんも昔を思い出し夢中になってミニカーの調整やらセッティングを子供と一緒にやっています。お母さんとは よく話をしたり、遊んだりしますが、お父さんと一緒に何かをする機会の少ない子供たち、お父さんの技術に感心していたようでとても喜んでいたようです。今年度も、子供と親(特に父親)が一緒になって遊び、無心になって楽しめればいいなと思っています。(2回:鶴巻児童館・岡田児童館) 

③駄菓子屋さん:低学年の子供達が自分たちで買物を体験する楽しみを感じ、お金の価値観や計算の仕方を知ってほしいと思って開催しました。児童館で大掃除をやったご褒美に引換券をわたし、この券で自分の欲しい駄菓子を自分で選んで買いました。自分で決める事、引換券の額と駄菓子の値段の計算する事を一所懸命にやっていました。とっても楽しかったようで「またやって」と声をかけられたものです(しらとり幼稚園)

その他、児童館や地域の子供達が 親子のつながり、地域とのつながりを深めるために、流しソーメンの会、夕暮れ時に地域の家庭を回る「ハロウィン」、クリスマス会、子育てをするお母さん達の応援に「イケメンズ」コンサートを開催します。

子供のきらきらした笑顔や、なにげない行動が親やまわりの方々を癒しています。被災した地域の方々は まだまだ集まり、交流をする場を求めています。なにより子供達に元気になって欲しいと思い活動を継続していきます。

*いちごの会(宮城県宮城野区福田町)の連絡先等につきましては、日蓮宗宗務院伝道部あんのん基金担当までお問い合わせください。

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