ホーム>活動>あんのん基金>エイズ孤児を学校へ!ウガンダ共和国 養鶏によるエイズ孤児の就学支援事業

あんのん基金

平成26年3月31日

エイズ孤児を学校へ!ウガンダ共和国 養鶏によるエイズ孤児の就学支援事業

特定非営利活動法人 エイズ孤児支援NGO・PLAS

団体名:特定非営利活動法人 エイズ孤児支援NGO・PLAS

事業名:エイズ孤児を学校へ!ウガンダ共和国 養鶏によるエイズ孤児の就学支援事業

支援金額:20万円(平成26年3月31日)

【団体紹介】

HIV/エイズによって影響を受ける子どもたちが笑顔でいられる社会を実現するをことを目的とした団体です。

【活動内容】

プラスは、エイズ孤児が直面する問題の改善に取り組む国際協力NGOです。 ウガンダ共和国、ケニア共和国の2ヶ国で、エイズ孤児の教育支援活動やエイズ啓発、母子感染予防などに現地団体と共に取り組んでいます。

 ◯具体的な活動と活動の成果

・エイズ孤児への教育支援活動・・・エイズ孤児が多く通う小学校に対して、学校教室の建設支援や学校運営に関するアドバイス、また農作物の販売収益をエイズ孤児の就学支援等に充てる農業事業などを行ってきました。これらの活動を通して、320名の子どもがプラスの支援を受けて、新たに就学することができました。

・エイズ啓発活動・・・HIVの蔓延を防ぎ、エイズ孤児への差別解消を目指してエイズ啓発活動を展開。お母さんから赤ちゃんへのHIV感染を防ぐために地域リーダーを育成し、トレーニングを受けた地域リーダーが主体となり、地域住民への啓発活動を展開、これまで21,000人以上へエイズ予防教育を提供してきました。

◯活動の方針/特徴

・地域と共に活動し、住民の自立を優先します。 資金や物品を「あげる支援」ではなく、地域住民と共にエイズ孤児の居場所を「つくる支援」を行います。住民の自立を優先して事業を行い、地域住民が主体となって活動を継続していくことを目指します。

・地域で子どもたちが育つことを大切にします。 地域の中で差別をされ、居場所を失ったエイズ孤児。プラスは地域に働きかけ、地域の人々と共に活動することで、地域の中に居場所を作っていきます。

【支援事業について】

ウガンダ共和国ジンジャ県にて現地パートナー団体と連携し、エイズ孤児が多く暮らす地域で養鶏事業を通じた子どもたちの就学支援事業を実施。持続可能な収益モデルを作るための組織基盤強化をパートナー団体と共に行い、新たに50名のエイズ孤児の就学を目指します。支援の第一段階として2013年4月に、適切な養鶏を行う環境を整えるための鶏舎の新設を行いました。また、養鶏に関する知識やノウハウを得てもらうため、パートナー団体のメンバーらに養鶏研修や会計研修を実施、現在は養鶏をスタートし、新たなヒナの飼育を開始しています。数か月で育った鶏や卵を市場で販売し、これによる収益でエイズ孤児の支援を行っています。今後は、定期モニタリングを通した養鶏の費用対効果の分析(例えばどのようなエサを使うとよいか、適切な飼育数はどの程度かなど)、研修を通した養鶏技術の向上が求められています。

 

【社会へ向けて】

ウガンダ共和国ジンジャ県には多くのエイズ孤児が暮らしており、経済的理由などから学校に通うことができません。本プロジェクトは、50名のエイズ孤児の就学支援を継続的に行っていくことを目標としており、具体的には収益により学費や学用品の支援を行います。また、本プロジェクトはただ単に、資金を提供して就学を促すのではなく、「養鶏」という現地への技術移転を通して、現地の人々が自立的、継続的にプロジェクトを行っていくことができるよう、持続可能性を大切にしています。ウガンダの人たちが、ウガンダのエイズ孤児問題を解決していくいことができるよう、力添えをしていきたい、あくまでの活動の主役は、ウガンダの人々である、というのが、私たちの思いです。

前のページへもどる