ホーム>活動>あんのん基金>子どもサポートセンター改修事業

あんのん基金

平成26年11月14日

子どもサポートセンター改修事業

特定非営利活動法人 亘理いちごっこ

団体名:特定非営利活動法人亘理いちごっこ

事業名:子どもサポートセンター改修事業

支援金額:25万円(平成26年11月)

【団体紹介】

東日本大震災後、罹災者とボランティアへのバランスの摂れた食事と地域王流のスペース提供を主目的として立ち上がる。設立当初の思いをつなげ、当法人は【大きな家族】の形成を目指す。半世紀ほど前までの日本における家庭は、何世代もの人々が大人数でともに暮らしていた。そこではお年寄りや子供、社会的ハンディを背負った家族が共に支え合い生活を営んでいた。老人介護支援・障碍者支援・学習支援・就労支援…、現在「支援」という名のもと行われている施策が、家族の中で当たり前のこととして行われていたのである。震災を契機にここ被災地では外からの応援をいただきながら、地域での支え合いの心が生まれている。亘理いちごっこはその温かな心をつないでいく。

【活動内容】

Ⅰコミュニティ・カフェレストラン+配食見守り活動 

Ⅱいちごっこお話聞き隊(傾聴活動) 

Ⅲ子どもサポートセンター(寺子屋いちごっこ(学習支援)及び見守りサポート)を3本の柱とし、罹災者による手作りグッズの製造販売、被災地農産物活用いちごっこブランド製造販売、地域企業支援、亘理ネットワーク(地域おこしのための地域連携)

○以上の活動を中心とし、種々の事業を継続して活動する。

【支援事業について】

現在、東北大生等の協力を得ながら被災及び母子父子家庭児童生徒を優遇した学習サポート、見守りサポートを行っている。当法人にて中古プレハブを購入し使用しているが、次の課題を持つ。①床、壁が薄くこれから冬場の寒さが厳しい ②窓が少なく薄暗い ③一つのスペースが狭い ④手作りスペースとの仕切りがない

上記課題を解決するべく子どもサポートセンター及びセンター運営棟改修工事を行う。

宮城県震災復興担い手NPO等支援事業として補助をいただくことなった。一部費用のうち7割は県補助金を充当する。

【社会へ向けて】

震災後避難所及び仮設住宅、みなし仮設等における劣悪な学習環境改善のために事業を展開してきた。3年半の活動の中、学習だけではなく、学習を通してたくさんの方たちに温かく見守っていただいてきた。児童生徒に始まり、保護者たちもまた震災から受けた様々なストレスを多少なりとも解消することが出来ている。また東北大学生たちを身近なお兄さんお姉さんとして身近な存在とすることで、学ぶこと、教えることの意義を多少なりとも子供たちが感じることが出来ていることは頼もしい限りである。学生たちにとっては、こどもたちやNPO法人スタッフとの関わりの中、人との関わりを希薄なものとせず内面的充実を図ることが出来ている。この事業は、当法人の目指す【大きな家族】を凝縮した活動となっている。

前のページへもどる