ホーム>活動>あんのん基金>生きづらさを抱えた子どもたちへの個別の寄り添い支援事業

あんのん基金

令和3年6月

生きづらさを抱えた子どもたちへの個別の寄り添い支援事業

特定非営利活動法人ハーフタイム

団体名:特定非営利活動法人ハーフタイム

事業名:生きづらさを抱えた子どもたちへの個別の寄り添い支援事業

実施期間:2021年4月〜2021年9月

支援金額:60万円

 

【団体紹介】
東京都葛飾区・墨田区において、貧困、虐待、いじめ、不登校、引きこもり、障害、非行などさまざまな生きづらさを抱えた子どもたちに対して、学校・教育委員会・福祉事務所・子供家庭支援センターといった関係機関や子ども食堂などの地域の他の民間団体とも連携の上、主に大学生・社会人ボランティアスタッフが寄り添い、子どもたちの社会的自立の促進に寄与することを目的に活動しています。

【活動内容】
・拠点型による生活相談・学習支援事業
・個別対応型による生活相談・学習支援事業
・子どもたちの社会的自立支援のための生活訓練事業
・子どもたちの社会的自立や健全育成に関する情報提供事業

【本支援事業について】
東京都葛飾区において、生きづらさを抱えた子どもたち延べ165名・保護者34名への寄り添い活動を行うことができました。
寄り添いにおいては、それぞれの子どもたちのニーズに応じて寄り添いの頻度・曜日・時間帯・場所・内容をその都度決め、雑談、悩み相談、Nintendo Switchやボードゲームでのゲーム、勉強・進路相談、昼食・夕食会、公園散策、お出かけ、精神科病院への付き添い、区内体育館でのスポーツレクリエーションをしたりして過ごしました。
なかには、父親からの虐待でうつ病を発症し、中学時代不登校だった子がこの4月から不安ながらも高校1年生として登校するようになり、当会の寄り添いもあって、無事に高校生活に馴染めたケースや、父親からの幼少期の虐待によって重度の精神障害を発症し、精神科に通院しながら通学していた高校生が、交友関係の悪化や就職活動のプレッシャー等が相俟って精神の不安定さが増して通学が一時的に困難になったものの、当会の寄り添いもあって、また登校が再開できたケースなどもありました。どの子についても社会的な自立を果たすまでには中・長期的な寄り添いが必要となりますが、本基金があったことにより、より充実した寄り添いを展開することができたと感じております。

【社会へ向けて】
当会がかかわるような生きづらさを抱えた子どもたちは、一般的な社会生活のなかでは見えにくく、出会う機会もなかなかないかもしれません。ただ、どの地域においてもこうした子どもたちは必ずおり、日々、厳しい生活を余儀なくされています。誰かが寄り添うことで乗り越えられる壁もあります。
当会はさまざまな方のご理解ご支援にてこうした子どもたちの寄り添いができておりますので、こうした基金もとおして、ぜひ一人での多くの方にご関心を持っていただき、子どもたちのためにお力添えくださる方を心よりお待ちしております。

 

5 月 公園で子どもとスタッフとが遊んでいる様子
 
8 月 高校生とスタッフとで卒業後の進路相談をしている様子

前のページへもどる