ホーム>活動>あんのん基金>公立幼稚園における幼児教育の質の改善事業

あんのん基金

令和3年6月10日

公立幼稚園における幼児教育の質の改善事業

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

団体名:公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

事業名:公立幼稚園における幼児教育の質の改善事業

実施期間:2021年1月〜2021年12月

支援金額:20万円

 

【団体紹介】

1981年設立。「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会の実現を目指し、現在、カンボジア、ラオス、タイ(ミャンマー難民キャンプ)、アフガニスタン、ミャンマー、ネパールの6カ国に事務所を置き、図書を通じた教育支援事業、および災害発生時の緊急救援活動(日本国内含む)を行っています。

また弊会は以下の通り、ご寄付以外にも様々なプログラムを準備しており、皆様の興味・関心に合う活動へご参加いただけます。

 

・翻訳絵本を作り活動国に届ける「絵本を届ける運動」

・クラフトエイドでのフェアトレード製品の販売

・もので寄付するプロジェクト

・報告会やワークショップなどの各種イベントの開催

・弊会東京事務所でのボランティア、インターンシップなど

 

それぞれのプログラムに関する詳細、各地域での活動実績の詳細は弊会ホームページ(https://sva.or.jp/)をご参照ください。

 

【事業受益者】

バッタンバン州内の対象51幼稚園の教員85人、園児2,299人

支援対象幼稚園の園児たち

【支援金の使途】

図書・資機材・備品の購入費、支援対象地への移動費、スタッフ人件費などの事業実施に必要な資金に充てさせていただきました。

 

【カンボジアの状況】

カンボジアの幼児教育に割かれている予算や、幼児教育分野への支援団体数は初等教育に比べて少なくなっています。カンボジア教育省は、幼児教育分野でも教育政策を講じることを計画していますが、拡大するニーズに対応が追い付いていません。

2021年3月には、前年に引き続き、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の拡大防止策としてカンボジア全土の学校が閉鎖されました。公立幼稚園では、12月に5歳児、2022年1月に3~4歳児の登園が認められましたが、分散登園、1教室あたりの人数制限、登校日数の削減などの感染予防の対策を取っています。

教育省は、昨年からオンライン教育の拡大に努めており、インターネットへのアクセスが難しい地域の学校では、自宅学習用プリントの配布、少人数学習などを実施してきました。しかし、保護者の多忙や幼児教育への理解や知識不足、オンラインで年代に適した学びを提供することが難しいなどの課題があります。近年順調に推移していた就園率は、2020年度には、コロナの影響や国際援助機関からの幼児教育分野への支援の動向の変化などの要因で、低下の傾向にあります 。

 

【活動実施状況】

(1)幼児教育の実践のための教室環境整備(家具・教材・絵本配布)

対象51園の69教室への教室家具および教材(おもちゃ)・絵本を配布しました。教室家具は、弊会のエンジニアが仕上がり状態を確認し、欠陥や不具合が見られる製品については補修や交換を依頼し、仕様通りの家具が納入されているかを確認しました。配布した家具や教材、絵本については、教員に対して基本的な管理方法を説明し、幼稚園閉鎖中も適切に保管するよう働きかけました。

 
配布した教室家具、かばん用フック、展示コーナー(写真左)
本棚から自分で絵本を選ぶ園児たち(写真右)
 
(2)「遊びや環境を通した学び」の実践促進のための補助教材としての、現職教員向けの指導ガイドブックの開発

教育行政、教員養成機関職員、幼稚園教員(以下、タスクチーム)と協力し、日本の幼児教育専門家から助言を得ながら現職教員向けの「遊びや環境を通した学び」の実践を促すため、①場づくり、②おはなし、③教材作成の3種類のテーマを扱ったガイドブックを作成しています。

2021年は、活動事例を紹介するための写真や活動中の子どもや教員の反応、エピソードを収集し、草稿をして上記3種類のガイドブックの初稿を作成しました。これらの活動を通して、タスクチームの遊びを通した学びや環境設定の重要性の理解を促し、彼らの能力強化に取り組んでいます。

かばん用フックに自分のかばんをかける園児

前のページへもどる