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あんのん基金

令和2年8月

アフガニスタン・ピースアクション!‐平和教育と地域住民による平和の取り組み支援‐

一般社団法人 平和村ユナイテッド

団体名:一般社団法人 平和村ユナイテッド

事業名:アフガニスタン・ピースアクション!‐平和教育と地域住民による平和の取り組み支援‐

支援金額:15万円

【団体紹介】

紛争に脅かされる命や暮らし…紛争を止めたい!平和をつくりたい!」…そんな思いから、これまで同じNGO(JVC)で活動してきた日本人とアフガニスタン人とで、この団体を設立。紛争下で、多くの命が失われ、脅かされる状況を実際に経験する中、人道支援・復興・開発などの活動だけでなく、そもそも紛争を止める、平和をつくることを目的とした活動が必要なのではないかと強く感じています。

こうした活動には、個々の力では困難な状況も存在し、力を合わせる必要がある一方、世界や社会は広く、多様、複雑であり、様ざまなコミュニティにおいて紛争に対応し、その上で、つながりあって大きな力になる必要があります。よって、以下のように活動を行います。

活動目的:世界に数多くの紛争が存在し、多くの命や暮らしが脅かされている現状に鑑み、平和な社会、紛争なき社会をつくること、守ること。

活動内容:平和なコミュニティ(平和村)を、力を合わせてつくる、守る活動。(非暴力・争い解決・平和的な自己実現・社会活動・共生・権利保護・民主的な仕組みなどの学び合いと実際のアクション)。平和のために、そうしたコミュニティ間で物理的・技術的、精神的に支えあうといった連帯の活動(平和村連帯)。

    

【活動内容】

  • 「アフガニスタン・ピースアクション!‐平和教育と地域住民による平和の取り組み支援‐」(本ご支援事業)
  • 「平和にユナイト! パキスタンにおける青少年の地域平和活動とアフガニスタンとの連帯」
  • 平和をつくる・紛争を止めるための提言、日本でのピースアクション(アフガニスタンの草の根平和行進への連帯行進、ピースメッセージカードSNS発信ほか)など。

      

【支援事業について】

■活動の背景と必要性:数十年にもわたり紛争下にあるアフガニスタン。9/11直後に介入した米軍など外国軍の撤退とともに、政府軍・外国軍、様々な武装勢力の間での戦闘や事件は拡大・激化、各地有力者の再武装化なども見られ、内戦再発の懸念まであがります。こうした紛争の背景・原因かつ結果として、武力への依存、暴力が身近に存在する環境があげられます。家庭や地域社会にも銃や武器が蔓延しており、地域での争いに武装勢力が加わり、より大きな暴力につながることもあります。

   

■活動内容:このような状況に鑑み、人びと自身が武力への依存、暴力に対抗し、暴力の連鎖を断ち切る必要があります。そこで、家庭や地域で、自身が経験した争いごとや解決の事例共有と学び合いを行い、人びと自身が何らかの平和や非暴力の取り組みを行うことを支援します。

  1. 平和や非暴力に関する冊子作成・活用:家庭や地域での身近な事例などを紹介。
  2. 地域の平和活動担当者への研修:地域の人びと自身が活動を担うにあたっての研修。
  3. 平和や非暴力の学び合い:身近な事例を共有し、平和のための行動に移すための学び会い。
  4. 平和のアート大会:人びとが、各自が考える平和について話し合い、アート作品として表現、公共の場に掲示。
  5. 地域の人びとの自主的な平和活動:人びと自身の発案・実施による平和活動。例として、スポーツ・詩・絵・凧あげ大会での平和メッセージ発信、麻薬撲滅・おもちゃの銃にNo!キャンペーンなど
  6. アドボカシー研修:人びと自身がアドボカシー(啓発・提言・キャンペーンなど)を行うための能力強化研修。
  7. 平和ワークショップ(地域間経験共有):多様な地域の人びと、宗教指導者、政府関係者、NGOなどが集まり、発表やグループワークを通じ、どのように平和をつくるか意見交換。

 

【社会へ向けて】

「平和を作る」(人道支援や復興支援だけでなく)、「争いを非暴力で解決する」(武力依存や暴力が身近にある環境で)、「市民による平和の取り組み」(暴力が身近にある中で、また、社会の主体である人々自身が)の積み重ねと成功例により、そうした取り組みへの自信を深め、さらに、これらの拡大を社会にもたらす。国際社会の介入に関しても、「力による平和」が違法・不当になされることに歯止めをかけることにも寄与する。また政府、国際機関、NGOほか民間の取り組みにおいても(特に日本)、こうした平和を目指す活動があまり見られない中で、同様の取り組みを率先して促進する。

 

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