じつは身近な仏教用語

餓鬼

【がき】

【s:preta】

原語のpreta(プレータ)は死せる者、逝きし者を意味し、ヒンドゥーでは死後1年たって祖霊の仲間入りする儀礼が行われるまでの死者霊をさします。

死者霊としての餓鬼と重なりつつ、さらに重要な用法として六道輪廻の1つ「餓鬼道」の住人たる餓鬼です。

餓鬼道は生前に嫉妬深かったり、物惜しみ貪りの心が強かった人が堕ちる世界と表現されます。

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