じつは身近な仏教用語

有耶無耶

【うやむや】

物事をはっきり結論づけないで雲散霧消していくさまを「うやむやになる」と表現します。
この言葉も仏典に由来する言葉です。
あるかないか明白でないこと、おぼろげなさま、曖昧模糊(あいまいもこ)の状態を〈法華経方便品〉には「存して有(う)と為さず,亡びて無(む)と為さず」と記されています。

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