じつは身近な仏教用語

火災

【かさい】

火災というと、火事と同じ意味で使われる言葉です。

仏教の世界観によると、世界は成立期〈成劫(じょうごう)〉、存続期〈住劫(じゅうごう)〉、破壊期〈壊劫(えごう)〉、空無期〈空劫(くうごう)〉の4つの時期があり、これが循環的に繰り返されます。破壊期の最後には世界を滅ぼす三種類の災厄が起こります。それを三災と呼びますが、その中の一つに〈火災〉が存在します。

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