じつは身近な仏教用語

開発

【かいほつ】

開発(かいほつ)と読みます。

一般的には、土地・鉱産物・水力などの天然資源を活用して、農場・工場・住宅などをつくり、その地域の産業や交通を盛んにすること。

また、新しい技術や製品を実用化すること。を指します。

仏教では、教化もしくは修行にかかわる表現として使われます。

文脈によって意味が異なりますが、大別すると3つに分類されます。

1. 迷いや妄想を取り除く

2. さとりに向けて修行しようという心を起こす

3. 他者をさとりへ導くという気持ちを起こす

自分の中に眠る、自分や他者に対する前向きな気持ち〈資源〉を掘り起こし、顕在化させていくことに開発という言葉が使われます。

索引へもどる