じつは身近な仏教用語

法螺

【ほら】

【s:dharma- śaṅkha】

一般的には「ほらを吹く」といえば、でたらめなこと、おおげさに物事を言うことを表します。

これは、法螺という仏具の音が大きいことに由来すると思われます。

法螺はサンスクリット語[dharma- śaṅkha(ダルマ-シャンカ)]の訳語です。

ダルマは法や教え、シャンカは螺貝の事です。

螺貝で作った楽器が良く響き、遠くまで音が届くので、お釈迦様の説法が遠くまで響き渡る様を喩える為に用いたと言われます。

日本では、法螺は山伏や修験者が仏具として用いるのが一般的です。

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