じつは身近な仏教用語

億劫

【おっこう、おくこう】

きわめて長い時間、ほぼ無限の時間を表します。

〈百千万億劫〉の略で、〈劫〉自体がすでに極めて長い時間を表す言葉ですが、それを「100×100×1万×1億」することで、さらに意味を強めた言葉です。音が転じて〈おっくう〉となり、あまりにも長くて耐えられないことから、煩わしくて気が進まない様子を意味する一般的な用法になりました。

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