じつは身近な仏教用語

鬼子母神

【きしもじん、きしぼじん】

【hārītī】

きしもじん、きしぼじんとも読みます。

ヒンドゥー教の伝承では、夜叉神[pāñcika(パーンチカ)]の妻とされます。

ザクロの枝を持つのは、ザクロの実が多いことから多産を象徴し、日本では子育てや出産の神として信仰されます。仏教では、他人の子供をさらって殺していた訶利帝母(かりていも、※サンスクリット語[hārītī(ハーリーティー)]の音訳)の末子をお釈迦さまが隠し、彼女の非行を悔い改めさせたという説話が有名です。

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