じつは身近な仏教用語

無事

【ぶじ、むじ】

一般的には、取り立てて言うほどの変わった事がないこと、や危険・不幸・災いなどが起こらない状態を指します。

元々の意味は、依り所となる実体や物質[s:vastu(ヴァストゥ)]がないことを意味します。

一般的な安穏である事、やることがなく暇である事など、これらの意味は肯定・否定どちらの意味でも用いられますが、禅宗等では〈無事〉を一切の作為を離れた自然なあり方として尊ぶものとして受け入れられています。

これは〈無為自然〉を大切にする老荘思想の影響とみられます。

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