じつは身近な仏教用語

有学・無学

【うがく・むがく】

【s:śaikṣa(シャイクシャ)
/ aśaikṣa(アシャイクシャ)】

一般的には有学は博識、学がある人物を指し、無学はその逆である、とイメージすると思います。

仏教には伝統的な4つの修行段階があります。

その段階の1から3までを〈有学〉といい、最後の段階を〈無学〉といいます。

有学は煩悩が断じつくされていないので、まだ学修することが残っている段階、無学はもはや学修すべきことが残っていない段階を指します。

したがって、有学無学の内容は一般的な用法とは逆になります。

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