じつは身近な仏教用語

阿吽

【あうん】

【s:a-hūṃ】

サンスクリット語において〈阿〉は口を開いて発する最初の字音であり、〈吽〉は口を閉じて発する最後の字音で、そこから万物の始源と終極を象徴するものとみなされました。一般には呼気と吸気にあてて〈阿吽の呼吸〉といい、お互いの微妙な調子をさします。

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