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宗務院からのお知らせ

支援

2012.09.02

神奈川県第二部青年会支援活動報告(平成24年9月)

【神奈川県第二部青年会「東北災害復興支援活動」】

日程:平成24年9月2日(日)・3日(月)

実施場所:宮城県石巻市雄勝町・尾崎

主催:神奈川県第二部青年会

参加者:江藤教淳・篠田教弘・永田泰久・三田村龍伸・石井邦明・品田祥哉

【実施内容】物資の運搬、回向供養
1日目:午後1時頃、篠田車、石井車それぞれ出発。午後3時、東北自動車道蓮田SAにて合流。宮城県仙台市のホテルにて宿泊。
2日目:午前8時半、仙台市のホテルを出発。宮城県石巻市雄勝町名振東地区にある仮設(計28世帯)に物資を運搬。物資の内訳は素麺、調味料、缶詰、洗剤、トイレットペーパーなど多岐に渡る。詳細は別紙参照。また雄勝小学校、雄勝病院、名振湾(宮城県石巻市雄勝町名振東地区側)、大川小学校の四カ所にて回向供養を行った。また長面地区を視察し、現地の方から話を聞いた。

【活動を通して】
本年6月の災害復興支援活動時に足を伸ばせなかった雄勝地区に訪れる事が出来た。雄勝町は石巻中心部から随分と離れており、大型の商店も周囲に無く、買い物にも難儀する地域であったため、物資は非常に喜んでもらえた。
名振地区では「マザーミサンガ」(代表:大和美代子氏)という団体が漁で使う網を材料にミサンガや携帯のストラップなどを作り、そこから経済活動に繋げようという試みがなされていた。経済支援という形で青年会名義にてミサンガとストラップを各8個ずつ購入。個人的に購入する会員もいた。
また雄勝小学校、雄勝病院、名振湾、大川小学校の4カ所にて回向供養。大川小学校では毎日のように参拝している住民がおり、いつ来ても花が添えられ、綺麗に掃除されている。回向供養が終わった後、住民の方に「ありがとうございます」と言われ、手を合わせられた。私達僧侶にしか出来ないこととして、被災地にて回向供養を行う事重要さ感じられる一場面であった。
長面・尾崎地区では6月に来た時は半壊した家がそこここにあったが、この度は殆どの家々が壊され、整地されていた。当初は長面地区での支援活動も予定していたが、住民が居なくなってしまったため、それも不可能となった。長面の隣の地区である尾崎地区では濱畑吉弘さんが復興活動をしていたので、お話を聞きに行った。濱畑さんは実家が被災し、その実家の周辺を再興させようと孤軍奮闘していた。
今回雄勝町、大川、長面、尾崎などの様子を見てきた。震災から約1年半が経ったが、全ての機能が元に戻ったわけでは無い。むしろまだ殆どの地域がガレキの処理も終わっておらず、復興への道のりはまだまだ遠い。
数名は被災地に行くことが初めてであり、自分の目で被災地を見たことに衝撃を受けたようだった。若い世代が被災地に赴くことにより、被災地への支援が長期化されることを期待する。

支援物資協力寺院(神奈川県第二部):妙本寺・大宝寺・妙法寺(鎌倉)・静円寺・本行寺(横須賀)・延寿寺・大泉寺・正蓮寺・本立寺(葉山)・本立寺(辻堂)・海源寺・大法寺・妙泉寺・信隆寺・妙伝寺(茅ヶ崎)・妙光寺(寒川)・報恩教会・本龍寺

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