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宗務院からのお知らせ

支援

2013.04.24

神二災害対策室復興支援「第2回屋台風花見炊き出し」報告(平成25年4月)

【神奈川県第二部災害対策室東北大震災復興支援活動 「第二回屋台風花見炊き出し」報告】

日程:平成25年4月24日(水)~25日(木)

場所:岩手県大槌町赤浜小学校グランド・公民館

主催:神奈川県第二部災害対策室

参加者:(教師)木村邦佑・野崎龍華・竹本明生・関本城・小向宣生・海野義明・塚本敬之・小島英長・大倉啓伸・村山智洋・下邨匡司・永田泰久・原田龍英・椎名博貴・品田祥哉・望月文敬・成川文優・西山是文・岩手日青(2人)・(一般)桂歌助師匠(落語家)・林清隆(中華料理シェフ)・笠井泰宏(眼鏡店)・岩手の居酒屋店主(4人)

【活動内容】
震災当初平成23年3月より支援活動を継続中。物資調達・傾聴・行脚・海回向・仮設訪問回向など。 震災から1年が経ち、何か元気が出る楽しいことをしたいとの希望を受け花見を企画。平成24年4月に第一回花見炊き出しを行い好評を得た。 本年、再度企画し、行脚とともに二回目の花見を行った。桜の木が住宅地造成に伴い伐採されることになり町をあげてのイベントとなった。メディアの取材も受け、地元大槌町のFMラジオに30分出演させて頂いた。

【炊き出しメニューその他】
エビチリ 200人分・ヤキソバ200人分・ヤキトリ1000本(タレ)・アメリカンドック150本・ポテトフライ200人分・綿菓子・お菓子・おもちゃ・射的・ポトフ200人分・ケーキ200人分・お汁粉・ビール(缶)350ml×312本(13箱)・酎ハイ(缶)350ml144本(レモン3箱・グレフル3箱)・日本酒(ワンカップ)40本・ソフトドリンク(烏龍茶・緑茶・コーラ・リンゴ)500mペット8箱・花火各種・シャボン玉・グライダー・ブレスレット・竹とんぼ

【日程】
4/22、13:00信隆寺にてトラックに荷物搬入。4/23、未定時刻各自個々の都合で出発。4/24、10:00現地到着後、支度開始。各自を昼食後準備。13:00行脚。15:00準備再開。16:00屋台開始・カラオケ開始。18:00落語開始(雨天につき体育館舞台)一座。19:00「陸中弁天虎舞」~カラオケ開始。21:00カラオケ終了・閉店~片付け開始。4月25日、7:00朝食・撤収作業。10:30帰路・赤浜出発~釜石・仙寿院参拝(一読)

【活動を通して】

昨年の花見炊き出しの時、子供達の「また来てね~」の一言でまたやることになりました。

赤浜復興を考える会代表川口さん・事務長中村さん公民館館長古舘さん等と何度も連絡を取り合い、話し合いながら計画を進める。桜の開花を予想し日程を4/24とした。
桜は満開。これを最後に伐採されると思うと物悲しい。午後から天候が崩れるとのことで設営場所を体育館入口横の風の当たらない所へ設定。会場はグランドではなく、体育館内と決定。設営開始。
あらまし準備ができたところで行脚。蓮乗寺、赤浜小学校間の行脚は震災当初から行なっているが粉塵舞い散る瓦礫の中の行脚から一面見渡せる景色への変貌は虚しさを感じさせる。蓮浄寺の瓦礫撤去をした時の景色を思い出せば未だにこみ上げるものがある。強風と雨。現地の希望で毎回、漁港にて海に向かって回向をする。
出店開始。トレイにて好きなものをとってもらい体育館内にて食べて頂く。この日はメディアが多く来ていて取材を受ける。FM大槌のラジオ番組に出演を依頼され、30分番組の収録に行く。
17:00頃から盛大になりカラオケ等で盛り上がる。子供達は射的を楽しみ、景品の玩具で大はしゃぎでした。あの笑顔が見たくてやって来るのかもしれません。

「子供達は久しぶりにはしゃいでるよ~ありがとう」との言葉を頂きました。今回、花火を大量に持ってきたのだが雨で出来ずに残念。

「お盆の時にでも子供達にやってあげてください」とお願いして、置いてくる。外では冷たい雨が降りしきる中、地元の方々の伝統芸能、「陸中弁天虎舞」が披露され、満開の桜と別れを惜しんでいた。
18:00 今回同行して頂いた「桂 歌助」師匠の落語の始まり。会場はお酒も進み笑顔であふれます。外の出店は大繁盛、大忙し。昨年は我々も座って一緒にお酒を飲んだが、今年はそんな暇もなく、昼間からみんな立ちっぱなしで座る余裕はまったくなし。その分、赤浜の皆様には楽しんで頂けたと自負します。

中華のエビチリは絶品で本当に美味しい。最初は苦労したアメリカンドックもポテトも美味しく出来上がった。焼き鳥は相変わらずの人気。焼きそばはテッパン(定番の人気)。ポトフは心も体も温めてくれます。お汁粉も「フ~フ~」言いながらみんな食べていた。ケーキはすぐになくなります。綿菓子を手に持った子供は笑顔です。メガネやさんが無料提供した施錠剤なども大好評でした。
21:00 終了の合図とともに店じまい。ある程度の片付けを済ませ、体育館の中で寝る準備をする。ミーティングをし、就寝。みんなかなり疲れている様子でした。お疲れ様。

4/25 各自、起床し朝食。7:30より撤収作業。掃除は念入りに行います。我々の使ったスペースはもちろんのこと体育館全体、トイレその他、来た時よりも綺麗に・・・がモットーです。10:30 撤収作業完了。晴天満開の桜の下で記念撮影し赤浜に別れを告げる。桜の木の下には四つ葉のクローバーがそよ風を受けていた。さよなら赤浜小学校。さよなら満開の桜さん。

仙寿院 参拝一読。仙寿院様も震災当初から伺っている。家族皆さんが、いつも笑顔で迎えてくださるが、その心中は悲しみと怒りが混在しているはずで、私達が想像できない大変な苦労をされたと思う。

合掌

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