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宗務院からのお知らせ

宗務院

2017.01.01

宗務総長 新年挨拶

宗務総長新年挨拶 平成二十九年

平成二十九年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げ、今年が皆様のご健康と幸多き年でありますようにご祈念致します。

日本では、昨年四月十六日、熊本地方及び大分県が、最大震度七の地震に襲われ、百三十人以上の命が失われ、住宅全壊を含む十七万棟が被災し、震災直後に約十八万人とされた避難者は、現在漸く千人以下に減少したということです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様にお見舞い申し上げ、一刻も早い復旧を願って支援を継続してまいります。また、平成二十八年は台風第七号等が間断なく続き、その被害を受けられました方々、十月の鳥取県中部地震の被災者にお見舞い申し上げ、早急な復旧を祈ります。

世界では、イタリア中部地震、ニュージーランドでの地震、大型ハリケーン、各地の洪水や豪雨などが多数の死者や様々な被害もたらしております。更には自然災害だけではなく、戦争、紛争、テロリズムによって、尊い人命が毎日次々と奪われていることは誠に悲しむべきことであります。こうした世界や日本社会の中でこそ、私達日蓮宗は「いのち」の大切さや立正平和を大きく掲げて行動して行くことが一層大切と考えます。

宗門は平成十九年から『立正安国・お題目結縁運動』を、「敬いの心で安穏な社会づくり、人づくり」を目標とし、「いのちに合掌」をスローガンに掲げ、宗門運動を推進しております。その基本的精神は、法華経の常不軽菩薩による但行礼拝「私はあなた方を深く敬います」であり、私達全ての人間の「いのち」の大切さ尊さを説いております。日蓮聖人の「立正安国」の願いとは、正しい教えであるお題目によって全ての人々が幸せに生きることができる国を実現することであり、そのために宗門は宗門運動の目標を実現するため、本宗は時代の変化に対応し、未来を切り拓いていく活力ある宗門作りに取り組んでおります。

本年度は、宗門運動第三期開花活動の三年目に入り、布教方針は昨年度に引き続き、「合掌」、サブテーマを「組織で動く」として、各組織を挙げて、積極的な実施を目指しております。

今年度、宗祖降誕八百年記念大会は大導師に日蓮宗管長・内野日総猊下をお迎えして、五月に東南アジアの布教拠点マレーシア・ペナン一念寺にて、九月に山静教区、十一月には中部教区にて、それぞれ記念大会が開催されます。僧俗おそろいでご参列をお願い致します。

さらに終戦七十年の締めくくり行事として沖縄におきまして、沖縄戦没者追善法要並びに立正平和祈願法要を執り行いますので宜しくお願い致します。

また、本年は阪神淡路大震災第二十三回忌、東日本大震災第七回忌にあたり、亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈り致します。

今年の干支は丁酉(ひのととり)で、丁は「安定する」で、酉は果実が極限まで成熟した意味と言われますが、五十年に一度の大切な宗祖降誕八百年報恩の誠を形作るためぜひともご協力をお願い致します。

全国の僧侶と檀信徒の皆様は、新年を迎え、身延山に年に一度は総登詣して、宗祖日蓮大聖人のみ心にふれて、法華経とお題目の信仰を弘めて安穏な社会が実現するように、お誓い頂き、また、ご家庭の中でも、人々の中でも「いのち」に合掌を実践し、お題目を縁として、心豊かに歩みを進めることを願いまして、新春のご挨拶と致します。

合掌
平成二十九年新春
日蓮宗宗務総長 小林順光

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