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宗務院からのお知らせ

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第一回「全国小中学生夢さがし作文大賞」表彰式が行われました NEW

 平成33年2月16日に、日蓮聖人降誕800年をお迎えします。

 降誕800年慶讃事業の一環として行っておりました、第一回「全国小中学生 夢さがし作文大賞」の表彰式が、3月27日に東京都文京区のガーデンパレスホテルで行われました。

 全国の小中学生を対象に「わたしの夢」「おとなのわたし」「私の尊敬する人」「20歳の私」という4つのテーマの中から1つを選択し、作文を応募してもらうコンクールです。 産経新聞社が主催、立正大学と日蓮宗が後援しておりました。 昨年5月から9月末までの募集期間に1万1442点の作文が集まりました。 受賞者は大賞、優秀賞、佳作の合計16名です。

サッカー元日本代表の北澤豪さんをはじめとする審査員による選考の結果、大賞には加藤慶大さん(中学生の部=白河市立白河第二中学校3年)と折本諒真さん(小学生の部=徳島文理小学校1年)が選ばれました(当時)。

※大賞に選ばれた作文の全文を、このページの最下部に掲載しておりますので、是非お読みください。

「私の尊敬する人」をテーマにした加藤さんは、「70年近くかけて続けてきた美容師として、お客さんとの信頼関係を築き、いきいきと生きる祖母が羨ましく、誇りに思います。僕もこれから始まる高校生活で自分の道を探すために努力していきたいです。夢さがし作文の機会をいただき、友人や家族という関係、僕自身の生き方について考えを深めることができました」と身近な人を掘り下げて見つめることで自分の夢の目標や、周囲の人たちへの感謝など多くの気付きがあったことを伝えました。

中川法政宗務総長は「夢は必ず叶います。大きな夢が叶えば、それが人生の勲章となります。夢への本当のスタートは今日、ここからです」と励ましました。

北澤さんは「皆さんの作品の中には、自分の夢を叶えるというだけではなく、周りの人たちへ何かを与えようとする他者へのリスペクトが込められていました。社会貢献で活躍できる人に育ってくれると感じさせてくれ、日本の将来が楽しみです」とメッセージを送りました。

本年5月より、「第2回 全国小中学校 夢さがし作文大賞」を開催することが決まっております。応募要項の詳細は、募集開始の際にお知らせします。

日蓮宗は、この夢さがし作文事業を通して、子どもたちの夢を育てていきます。

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【中学生の部 大賞】 テーマ:私の尊敬する人

「祖母は美容師」 白河市立白河第二中学校 3年(当時) 加藤 慶大(かとう・よしひろ) 

 僕が尊敬する祖母は、昭和十年生まれの八十二歳、現役の美容師です。中学校を卒業すると、当時市内に二軒しかなかった美容室にお弟子さんとして入門しました。五年間、無給で働く代わりに技術を教えてもらい、その上、半年間のお礼奉公をして、はじめて独立が許されたそうです。独立後は上京して美容室で働き、祖父と結婚した後、白河へ戻って自分の店を開きました。十八年前に祖父が亡くなってからは、一人で店を守っています。

 祖母は、とにかく明るくて元気です。母と叔父の二人を育て、僕たち四人の孫も育ててくれました。うちの両親は、共働きで忙しくしているので、僕たち四人兄弟は、ほとんど祖母のごはんで育ったようなものです。祖母は料理が得意で、和・洋・中どんな料理もお手のものです。特に、ホットプレート一面に作るギョウザは絶品です。おかずを何でも大量に作って、人にふるまうのが大好きなので、いつも人の出入りが絶えません。

 お店は、経営者の年齢によってお客さんの年齢層も変わると思うので、祖母の店は、おばあちゃんたちのサロン、という感じです。「私たちが生きている間は、続けて。パーマ屋さんがなくなると困るから。今さら、気どった美容室なんかに行けないわ。」とお客さんたちに言われて、祖母はがんばっているようです。髪だけでなく、ひもで縛る着付けは崩れず、人気があるそうです。

 東日本大震災の時も、ハサミとくしが一本あれば、髪を切り、話し相手になってあげられる姿を見て、手に職があるというのは、すごいことだと思いました。勤め人なら、六十歳前後で定年を迎えるのに、そこから二十年以上も働き続けている祖母は、本当に立派だと思います。そんな祖母が、今一番楽しみにしてくれているのは、僕たち四人の孫の成長だそうです。体に気をつけて、いつまでも元気で大好きな仕事を続けながら、僕たちの成長を見守ってほしいと願っています。

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【小学生の部 大賞】 テーマ:わたしの夢

「まちをまもるぞ」 私立徳島文理小学校 1年(当時) 折本 諒真(おりもと・りょうま)

「ウーーーーウーーーーーウーーーー」

とおくからパトカーのサイレンがきこえてきます。『じけんかな。じこかな』。ぼくは、どきどきします。パトカーがぼくのまえをとおりすぎていきます。せいふくをきたけいさつかんがのっています。『かっこいいな』。わるいひとはこわいけれど、じこをみるのもこわいけれど、へいわなまちをつくるためにがんばるぞ。

 かっこいいけいさつかんになるために、ぼくはたくさんごはんをたべています。とくに、おにくをたくさんたべています。むきむきになって、つよいからだをつくるためです。

「ウーーーーウーーーーーウーーーー」

どこかで、けいさつかんががんばっています。まちをまもる、かっこいいけいさつかんにぼくもなりたいな。