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ボランティア/支援

全国日蓮宗女性教師の会 第6回釜石市仮設住宅における傾聴ボランティア活動報告

全国日蓮宗女性教師の会 第6回釜石市仮設住宅における傾聴ボランティア活動報告

日程:平成26年2月25日(火)~27日(木)

実施場所:岩手県釜石市天神仮設住宅・同昭和仮設住宅・大槌町赤浜仮設住宅

主催:全国日蓮宗女性教師の会  協力団体:釜石市仙寿院

参加者名:大島豊扇(福島県)・山田妙真(千葉県西部)・鈴木妙佳(山梨県第4部)・若佐英扇(岡山県)・高山文妙(山梨県第4部)・染谷妙岱(千葉県西部)・三田佳照(宮城県)・櫻井妙申(宮城県) 計8名

実施内容

・25日

 先発隊4名が午後2時より釜石市仙寿院にて、仮設住宅に持参するお菓子の袋詰め作業。各地から送って頂いた沢山のお菓子を、仙寿院檀信徒にもお手伝いいただき300袋用意。

・26日

午後3時、今回初めて訪れる大槌町、赤浜仮設住宅を訪問。仮設内に3具足を安置し参加者18名から自分の供養したい方々の名前を書いていただき、供養。20分くらいの時間内に道場偈、唱題、回向の供養。その後、茶話会にて住宅の方々と参加会員とが混じり合って話をしながらお菓子やお茶、コーヒー等を頂いた。その後3人で手分けして集会所に来ない住人の家をお菓子を持って訪問。午後4時30分、震災で全焼した蓮乗寺を見舞い回向。午後6時、根浜海岸にあるホテル宝来館に宿泊。

午前6時、ホテル宝来館前の根浜海岸にて、会員より寄せられた紙塔婆を海に流し読経、唱題し前日の赤坂仮設の方々が依頼された霊の供養も再び読み上げる。午後9時、釜石市昭和園、天神の仮説に2班に分かれ慰問。前日と同じように仮設内にて回向供養、茶話会。午後11時30分、終了、解散。

感想・所感・まとめなど

平成24年6月より年3回の割合で釜石市仮設住宅傾聴ボランティア活動を続けてきたが、釜石市仙寿院御住職、芝﨑惠應上人を始め、寺族・檀信徒の方々の多大なご協力があってこその活動と深く感謝している。その間仮設の住宅からカラオケが欲しいと言われ寄贈し共に楽しんだ平成24年、世の中が落ち着き供養を強く望まれるようになってきた25年後半と仮設の方々の心の移り変わりを感じてきた。釜石市の二つの仮設は最初の訪問からのお付き合いで本当に待っていて下さるという気持ちが伝わってきて「今度6月ごろ来ますね。」というと「本当に来てくれるの。」と涙ぐんでくれる方もいて胸が熱くなる。仮設で今望まれることは新しい住宅供給のはっきりした計画を行政が示してくれる事とその実行。それから亡くなった方々の供養かなと感じる。特に東京オリンピック開催が決定してから新住宅建設の為の資材の多くはオリンピック開催の為に東京方面に優先的に運ばれて行ってしまい、自分たちの住まいはどうなるのかという不安が募っている。3・11を忘れないでほしいと強く願う。

今回初めて訪れた大槌町赤浜仮設の方々は本当に周辺の景色も人の悲しみもあの当時とほとんど変わっていないように感じる程である。集会所に参加した方々の供養に対する感謝と悲しみは読経する我々にも伝わり切ない思いになった。ここは釜石市より悲しい。取材に来ていた毎日新聞社の地元の若い女性記者は「感動しました。こんなに仮設の方々が涙を流されて驚きました。お坊さんに対する考えが変わりました。」と言って頂き大変うれしかった。被災地の方々は物資にはそれほど不足していなくなったようだが、心は寂しさと不安でいっぱいだ。これからますます私達僧侶の心のケアが求められているのではないかと思う。