支援
2019.08.05
宗門運動災害復興支援活動活動報告書「山形県沖地震による被災寺院の復興支援」
宗門運動災害復興支援活動報告書
- 主催者・コーディネーター名
山形県日蓮宗青年会会長 栂瀬貫順
所属管区 山形県
主催・参加団体 山形県日蓮宗青年会
参加人数 6名
活動日 令和元年6月21日
テーマ 山形県沖地震による被災寺院の復興支援
活動場所 山形県鶴岡市鼠ヶ関 善住寺
活動内容
午前10時に管内各所から今回山形県沖地震によって被災した鶴岡市鼠ヶ関 善住寺様に集合。幸いにも善住寺様は本堂が山の上にあり、庫裏が麓にあったので生活物資などの支援は必要ではなかった。しかし、高所にあった本堂は揺れが大きく、地盤は崩落寸前、壁にはヒビが入り、屋根瓦は境内に落下、一部屋根には穴が開いている状態だった。
到着した日青会員は半分に分かれ、外で崩落した屋根瓦の撤去と本堂内及び崩落した屋根付近の落下物の回収と清掃をした。
境内は車で行くことはできず、外の組は手で持てる程度の屋根瓦を袋に詰めて、山を下る。ある程度まとまったら、車に乗せて指定の処分場へ持っていくということを繰り返した。落下していても割れていない瓦は取っておいて、戻すときに使えるようにしておく。瓦礫をある程度撤去したら、穴の開いた屋根に応急処置としてビニールシートを掛け、土嚢袋で簡易的に抑える。
中の組はまず足場の確保をして、手の届く範囲から清掃。割れたガラスなどもあったため、スリッパを履いて足元に気を付けながらの作業となった。仏具などは清掃が終了した安全な場所に一時的に移し、灰や木片などを掃除。欠けた仏具などはある程度パーツを集めて、仏具屋が修理しやすいようにまとめておく。
気温はそれほど高くはないが、湿度が高かったため、熱中症や脱水症状に気をつけ、水分補給を適度にしながらの作業は19時まで続き、以降は暗くなってしまうと危険を伴うため中断せざるをえなかった。
山形県日蓮宗青年会としては、また次回開催を予定している。