日蓮宗メールマガジン4月号
【今月の法話】
『出世の本懐』
4月の桜は、気持ちを清々しく新鮮にさせてくれます。
心を入れ換えて新しいスタートを切る絶好の季節かもしれません。
それぞれの立場によって何かしら、新しいお役目を頂いたりすることもあるでしょう。
お役目とは誰かに言い渡されて、はっきりと認識するものが多いと思います。
また逆に口伝えによってではなく、生を受ける以前から秘めながらも宿されているお役目も存在します。
後者は自らが気が付こうとしなければ、全うすることができないものです。
この4月にはお釈迦様がお生まれになった「花祭り」があります。「釈尊降誕会」とも言われます。
お釈迦様は「三界独尊」とも仰がれ、あらゆる世界においても、お釈迦様だけが教えの主であると言われます。
方便品第二には「衆生をして仏知見を開かしめんと欲するが故に世に出現したまう」とあります。
お釈迦様がこの世に命を授かった理由(出世の本懐)は、まずこの法華経を説くためであり、そして人々に「仏と同じ物の見方」を開目させようと、この世に現れたのです。
と、その使命を明かされました。
日蓮大聖人もまた、法華経の中に暗示されている御題目を拾い出す者(上行菩薩)としての使命を自覚されました。
だからこそ、苦境の中においても苦境をものともしなかったのでしょう。自覚は人を強くしてくれるのです。
お釈迦様や日蓮大聖人の御生涯は、私たちにとって「目に見えない使命の自覚」こそが、如何に大切であるかを教えているように思えてなりません。
私たちに与えられている目に見えない使命を、御題目の日々の中から見つけられてはいかがでしょうか?
【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。
3日 月例金曜講話
8日 釈尊降誕会
28日 立教開宗会