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日蓮宗メールマガジン6月号

【今月の法話】

〜うるおい〜

潤いに溢れる6月となりました。

あじさいのつぼみが膨らみ始め、雨にぬれたつややかな花を意識の上に連想させます。

恵みの雨は大地を潤し、植物や作物を育みます。

迷惑がられる台風は酸性雨で酸化した大地を中性し、浄化する役割を果たしています。

降り注いだ雨は大地にしみ込み、ミネラル等の大地の恵み・栄養を地下水・川を通して田畑・動植物・海へと送り、地球全体の血脈となって存在します。

お肌だけではなく、人の心にも潤いは大切ですよね。

自分の心が砂漠のように潤いがないと想像したら恐ろしく思います。

このひと月は「潤い」をテーマに過ごされたら新たな気づきが得られるかも知れません。

人と人との出会いを仏教では「縁」と表現します。

出会い・縁を通して我々はヒトから人さらに人間となり成長することとなります。

出会いを通して人を知り、自分との違いを知り、自分を認識します。

表面的な他人と自分との差異はときに嫌悪や喜びを生み出します。

しかし、それこそが人生の彩りとなるのです。

出会いを注意深く洞察すると、他人の内面的な姿に自分の姿を見出すことになります。

自分の子供を見れば自分が親にしてきた姿を見出します。

批判した他人の姿に自分の心根が映し出されています。

日蓮大聖人は自分に危害を加える人を通して、過去世の自分の姿・行いを見出していらっしゃいました。

我々に法華経の教えの考え方を教えて下さいました。

「究極の自己責任」と私は勝手に表現しているのですが。

全ての人が表面的に、感情的に人と接して自我・エゴを通すと潤いのない乾燥した世の中になってしまいます。

教えを学んで出会う人に自分の姿を見出せるようになったら、人との関係・接し方は自分にするような接し方になり、潤いや温もりのあるものとなるでしょう。

天から降り注ぐ雨が我々の世の中にも潤いをもたらしますように。

【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。
1日 月例金曜講話
15~17日 身延山開闢会
28日 いのりの日