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日蓮宗メールマガジン10月号

【今月の法話】

〜玄関〜

私たちが普段何気なく使っている言葉の中には、実は仏教語という言葉が数多く存在しています。玄関という言葉もその一つで、今では住居の入口を表す語として一般に用いられていますが、もともとは『 玄妙なる心理に入る関門 』という意味の仏教語でした。

玄関という言葉が、住居の出入口の意味を持つようになったのは江戸時代以後のことらしく、元来は「禅寺の門」や「学問所である書院の入口」、「本堂の昇降口」を指して使われていたそうです。

室町時代から桃山時代の頃に、武家や公家が住宅建築の際に禅寺の書院の形式を取り入れられるようになり、その入口が車寄せや式台のある玄関の形式をとるようになりました。

時代が進み、江戸時代に入ると名主の家にその形式が許されるようになり、ついには町人たちにも玄関が定着していきました。

本来の意味であるならば、玄関から先では修行や勉強をする為の覚悟を持ったり、仏様と向かい合う為に心を整えたりという、決意を持っていなければならなかったはずです。

今日では仏教的な意味合いは薄れていますが、ぜひ玄関に至った時には、何でも構いませんので、一つ決意を持ってからお進み下さい。きっと日々の生活の質が上がってくるのではないでしょうか。

【お知らせ】
日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。

3日 月例金曜講話
10日 佐渡法難会
13日 宗祖お会式
31日 加行所修法先師講