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日蓮宗メールマガジン7月号

【今月の法話】

『五千起去』

法華経説法の座から5000人が座を退いたことを言います。「ごせんきこ」と読みます。

この退いてしまう人々は、方便品第2に登場します。なぜ法華経を聞こうとしなかったのでしょう。

まず舎利弗が「どうぞ真実をお説き下さい」と言い、お釈迦様はそれを三度も「説いたとしても到底理解することはできない」とお断りになられます。

その後、お釈迦様が自ら法華経を説くとき、5000人が退座するのです。

法華経にはこの理由に対して「罪が重く、傲慢であり、得ていないのに得たと思ったり、まだ出来上がっていないのに出来上がっていると思っているからです」と解説されています。

そして説法の座に残った人々は「実のある人だけ残った」とあります。

この法華経だけは、教えの中でも忠実に真実のみを伝えており、そしてまた聞かんとする説法の座の人々もまた、真実を得ようとしている人のみ残されました。

それだけこの法華経だけはお釈迦様も真剣であり、真実を真実のままに語られたのです。

一乗真実の御教えは、この妙法蓮華経より他にない。と、五千起去を通して理解できるはずです。

真実を真実と見ようとしない人。真実を知ろうともしない人。法華経の座、法華経の信仰より退く人。

経のごとくならば、以上の人はすべてこの5000人と同様で罪深く、傲慢ということなってしまいます。私たちの心の中にもまた五千起去の人と変わらぬ状態の瞬間があるかも知れません。

今その心を戒めて、更なる信心をおこして行きましょう。

【お知らせ】

日蓮宗宗務院伝道部より、今月の予定をお知らせ致します。

3日 月例金曜講話
13日〜15日 宗務院休業
28日 いのりの日