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心の散歩道

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2015年

ネパール大地震

4月にネパールで大地震が起きました。8460人が亡くなられ、負傷者は2万人以上、ネパールの人口の30%にあたる約800万人が被災したとも伝えられています。まだ被害の全容は明らかになっていませんので、これからもっと被害規模は拡大するはずです。

ネパールが誇る豊かな文化財にも大きな被害が出ているようで、「ネパールと世界にとって取り返しのつかない損失だ。被害が大きすぎて、完全修復は不可能だろう」という記事もありました。首都カトマンズでは古い寺院や建造物の多くが崩壊しました。テレビの映像を見ましても、レンガ作りの建物がまたたく間に崩れていく様子が映し出されていました。

しかしながらこの地震のニュースをいろいろ検索していましたら、心あたたまる記事を見つけました。

カトマンズ郊外の避難キャンプに日本のNGO団体が支援に入ったところ、被災者の若者たちが立ち上げた、応急処置を行うボランティアグループができていたというのです。看護学生や町の薬屋さん、ヘルスセンターのトレーニング受講者など145名の若者たちで、発災当初からキャンプで応急処置を行っているというのです。

「自分の知識が何かに生かせるなら、なんでもやるべきだと思った。自分がボランティアをしているという意識もそんなになかった。ただ目の前のことをやるのに必死だった。地域の中で、話したことのなかった人と仲良くなれるきっかけになった」と話してくれたそうです。

日本のボランティア精神の盛り上がりも、阪神・淡路大震災がきっかけでした。災害で私たちは多くのものを失いますが、人と人の繋がりは、間違いなく強く深くなります。