
思いやりの七面山登詣
「イスごとに尻跡つける七面山」
「たわいないバカな話が力くれ」
「元気よく登れることに感謝して」
先日、身延山の七面山に参詣させてもらった時、檀家さんが作った句です。七面山は1982メートルのお山、同行16名でゆっくり登りました。50丁の山道を登るのはしんどいことです。足の悪い方、病気の方、お歳を重ねておられる方…など、特に大変だったことでしょう。
でも、一緒に登った元気な方も、ゆっくりの方にあわせて登ってくれました。しんどい方を気遣い、そばについて励ましてあげています。愉快な話をして笑わせて力づけてくれます。ありがたいことでした。
「あと少し励ます声が頼もしい」
「世話役の気配りに触れ手をあわす」
先の檀家さんの句は次々とうまれます。元気な方もつらい方の手をひっぱったりしません。自分のペースで自分の力で頂上まで歩くことを、サポートされているだけです。
「道端で癒してくれる草や花」
「一歩ずつ登った先に富士が待つ」
山頂にやっと到着して、正面に見える富士山は特別です。登った日も富士山が迎えてくれ、翌朝のご来光も素晴らしいものでした。
「朝焼けに圧倒されて目に涙」
「信心の深さが見せるご来光」
七面大明神は法華経を信仰される人を守護してくださいます。しんどい思いをしても、ありがたいお山です。多くのことを教えていただき、またお参りしたいと思いながらの下山です。
「お守りをみると子孫を想いだす」
「家に着きおかげを実感筋肉痛」
この七面山登詣、お山にお参りしていますが、私達の生涯の到達点への道のりのような気持ちになりました。
「一歩ずつ踏みしめ登る久遠の道」