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心の散歩道

心の散歩道

2018年

周りは老人だらけ

下水の蓋がずれていて、踏んだら外れて、むこうずねを打ちました。「誰がした」「アッ、自分が外したのだ」と思いだし、黙りました。物忘れがすすみ、体は思うように動かなくなりました。これからは、人のことはほっといて、自己愛だけで、仏さまと、お医者さまを頼りに過ごします。

夫も子もいらぬ 老後は金頼り

痴呆まだ 家に帰れる散歩から

生きざまを教えはせぬが見られおり

聞きたがるわりに理解はついてこず

開封は一応してある健康器具

眠剤を夜は頼りに昼寝して

同じこと何回も言い疎んじられ

なんのため飲むか薬の多いこと

同じよう妻も一緒に老いていく

今日はどこ 夫婦そろって医者通い

痴呆でも色気食い気は残し置き

女房殿若作りして風邪をひき

買い物を頼むは二つまでにしろ

孫にする笑顔俺にも見せてみろ

ストレッチするお前まだ生きる気か

洗面所合わない入れ歯がずーと居る

行楽だ 付いて行きたし膝痛し

印籠が出るころ電話し 叱られる

痴呆にはお先にどうぞ あなたから

今日もまた犬に合わせて散歩する

同じ柄今日もまた着て気がつかず

待合室 病気自慢に花が咲き

いつ死ぬの孫に聞かれて笑うだけ

死ぬことはお先にどうぞ あなたから

後期高齢者自虐川柳