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心の散歩道

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2019年

ボーッと生きていたら

『チコちゃんに叱られる』というNHKの番組を興味深く見ています。5歳という設定のチコちゃんがゲストの方に質問します。「ネ~、夏のお休みの中でお盆休みという日があるでしょう。なんでお盆というの?」ゲストの方が、「えー?、それはね、お茶などを運ぶのに使う丸いおぼんがあるでしょう。その時期はそのおぼんを使うことが多いから?」なんて答えたら、チコちゃんの顔が変わって、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまいます。本当のことを知らないで、「お盆休みにはどこに行く?」とか、「お盆には里帰りを」なんて言っている人がなんと多いことか。チコちゃんは知っています、とチコちゃんが答えます。「お盆とは、さかさまの苦しみを救うということ」、「えっ?どういうこと?」とゲストの方がまったくわからないと言います。

専門の先生が登場して説明してくれます。「チコちゃんは5歳なのにこんなことも知っているんだ。すごいね。お盆とはインドの言葉でウランバーナということ。それを漢字になおして盂蘭盆としました」。「盂蘭盆とは、さかさまということ。お釈迦様のおられた2000年も前に目連というお弟子の母親の苦しみを救う為に多くのお坊さんが供養のお経をあげたとのことです。さかさまとは、その母親が自分のことばかり考えて過ごしており、死後さかさまにつるされたような苦しみの中に落とされていたということです」。「日本でもお盆は親や先祖様の供養のためにお経をあげる時期ということですよ」

平生は何とも思わなく過ごしていたことを、改めて考えなおし見つめなおす。これがこの番組のテーマでしょう。私も知らなかったことばかり、愉快に勉強させてもらっています。ボーッと生きていたらチコちゃんに叱られてしまいますね。