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心の散歩道

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2020年

いのちのバトン

小学校2年生のよし君は、元気いっぱいの男の子です。祖父母とも同居、毎日食事も一緒です。ある日、よし君が突然言いました。「ばあちゃんは父さんの何?」。おばあさんは思わず顔を見つめました。「ばあちゃんは父さんの母さんだよ。よし君のお父さんは、ばあちゃんの子供だよ」。「じゃあ、じいちゃんも父さんのお父さんか?」。「その通り」。

父と母がいて僕がいる。父と母にも両親がいる。爺さん婆さんがいて僕は今ここに生きている。何でもないあたりまえのことを、小学校の子供が自分で理解してくれたひとときでした。

このあたりまえのことを忘れてしまっている人が多くなっていませんか? 父親や母親を親とも思わない子供。爺さんや婆さんなんて、何の関係もないと平気で言う子供……。いやいや、今の子供をそんなに悪く言ってはいけません。ちゃんと解っている子供はいます。いのちが繋がっていることを、いのちのバトンで今の自分があることを、家族で話できたら嬉しいですね。