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心の散歩道

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2021年

オンライン追善供養

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。人との接触を避けろ、多人数で集まるな、県をまたいで移動をするな。会議も思うようにできません。

そこで脚光を浴びたのがパソコンやスマホを使ってのオンライン会議です。画面に会議に参加しているメンバーの顔が映し出され、自宅にいながら会議ができます。高校の授業や、大学の講義もオンラインで行われる昨今、自坊でもオンライン追善というものをやってみました。

地元にいる施主の妹さんから「今度、母の十三回忌の追善供養を行うのですが、施主が神奈川にいて、今回の追善には参加できそうにありません。地元にいる私たち家族、親族だけでお寺にお伺いしようと思うのですが、施主の家族については、オンラインで参加できませんか」と相談を受けたのが始まりです。何かの時に「コロナ禍で、追善もオンラインでする時代になるかもしれません。スマホに映った御宝前・お位牌に向かって手を合わす感じでしょうか」と冗談交じりに話したのを覚えられていたのでしょう。

さっそく本人にメールアドレスを聞き、追善に招待しました。コロナ禍でなかなか会えない遠くの親戚達の元気な顔が見え、賑やかな法事ができたとみなさん喜んでおられました。

また先日は、「お上人、私には3人の息子がおり、それぞれ県外で家庭を持って暮らしていますが、今回の主人の七回忌の法事はコロナ禍ということで、私一人で参ります」。「しょうがないとはいえ、それは寂しいですね。息子さんの携帯番号を教えてもらえればオンラインで追善に参加することが可能ですよ。ぜひ誘ってみてください」。「えっ、そんなことができるんですか。ぜひお願いします」

ということで、北海道に住んでいる息子さん一家に参加していただきました。奥さんも、久々に孫と会話ができ、喜んでおられたようです。えらい時代になりました。