
最期を迎える前に
先日、お寺での法事に参列された方と話をしていて、これでいいのかと思ったことがあります。
「私はいい歳になりましたが、まだ最期をお願いするお寺を決めていません。主人とは別れ、娘と一緒にいるので、その娘に後のことは任せようと思っています」と。やむを得ないかもしれませんが、それにしても、お寺だけでも決めておかれたらとお話しました。
この方のように、最期をどうするかをきちっと決めておられない方がおられるのではないでしょうか?
子供さんがおられても県外に住んでおられたら、こういう話をすることもありません。親が亡くなったと知らせがあってから、あわてて葬儀の準備となります。
どうかまだ元気なうちに自分の家の宗派やどこのお寺でお世話になっていた…などだけでも子供さんに伝えておいていただきたいです。
エンディングノートというものを用意されている方がいます。いろいろ後の人に伝えておかないといけないことを記載されています。大切なことと思います。ただ、財産などのことだけに終わらないで、葬儀のこともお願いします。でも「葬儀は皆さんに迷惑をかけないように、そっと…」などとは書かないで欲しいです。気持ちがわからないでもありませんが、葬儀はお世話になった皆さんとのお別れの時です。今はまだ多くの方が集まらないようにとの事情もありますが、できれば、皆さんへの御礼もこめてお別れいただければありがたいことです。
最期を迎える前に、考えておかないといけないこと、伝えておかなければならないこと…などを、今考えておきましょう。