
題目石マップ
道を歩いていると思わぬところで「題目石」に出会います。
「題目石」とは、道ばたに建てられた「南無妙法蓮華経」のお題目が刻まれた石塔のことです。形や大きさはさまざまですが、お墓ではありません。建立の由来はそれぞれ異なり、記念碑のようなものもあれば祈願のために建てられた題目石もあるようです。
江戸時代に建てられたものが多く、中には室町時代にまで遡るものもあります。題目石を中心としてお堂を建てて、後にりっぱなお寺となったものもあります。庶民の身近な信仰の対象だったのでしょう。
この題目石に着目して「題目石関連マップ」を作成する地域活動が結実し、この度りっぱなパンフレットができあがりました。
このパンフレット作成の中心となったのが、岡山市立岡輝公民館で地域の歴史学習講座を主宰する郷土歴史研究家の青木先生とその講座のメンバーです。岡輝公民館のある岡輝学区をくまなく調べ、12カ所の題目石と関連寺院等を写真と共に地図に掲載した労作です。
私も以前からその所在に気づいていた題目石もあれば、近隣なのに全く知らなかったものもありました。備前法華と言われるだけあって、古くからの信仰が形になって残っていることに改めて気づきました。
よく見ると、あなたの町の道ばたにも題目石はひっそりとたたずんでいるかもしれませんよ。