
安芸高田市長の挑戦
隣りの県、広島県の安芸高田市の市長・石丸伸二氏がネットの世界では大変な人気です。人口2万6千人ほどの市の公式ユーチューブの登録者数が26万人、自治体では一番多い登録者だそうですから人気のすごさがわかります。
その石丸氏が、東京都知事選に立候補を表明されました。あるイベントの講演の中での宣言でしたが、この中で、「ペイ・フォワード」について言及されたことに驚きました。
氏は講演中に、参加者の一人に200円を渡し、「あなたがこのお金で、コンビニで150円ほどのジュースでも買われたら、残りのお金は募金箱に入れてください。そして、もしよければ、あなたも他の誰かに200円を渡して同じように言ってください。この行動が、1億2千万人の日本国民全員に伝わったならば、60億円の寄付金が募金箱に集まることになります」。
「ペイ・フォワード」とは平成12年に公開された映画の題名です。11歳の主人公が、授業中、担任の先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられ、悩んだ末に主人公が思いついたアイデアが「ペイ・フォワード(先に贈る)」というものでした。他人から受けた厚意をその人に返すのではなく、まわりにいる別の人へと贈っていくという奇想天外な考えでした。やがて、このユニークなアイデアが社会全体に広がっていきます。
この考えこそが仏教の教える「供養」そのものだ! この映画を見て大変に感動したことを思い出しました。あれから24年、この言葉を口にされる若い人が出てきたことに心から嬉しくなってしまいました。この冊子がお手元に届くころには、その選挙結果もわかっているはずです。